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2012年2月 2日 (木)

ジョンそんなこといったって『レッドライン』つまんないじゃん!(後編)

質問

映画『レッドライン』にまるで興味が抱けないのは私ぐらい?『ワイルドスピード』の親戚みたいなお話だし、なんかアメコミ好き向けっぽいし。こういう代物に熱をあげる一部のファンって何なの。日本じゃ大惨敗だったっていうし。

回答

前編から続く)マッドハウスは『レッドライン』の作業に七年を費やしました。手描きでおよせ10万枚の動画が使われています。今のANIMEとは真逆で3DのCGモデリングは使っていなくて、背景画、乗り物、登場人物いずれも手描きです。エネルギーいっぱいで創造性全開のすかっとするこの映画は、想像力が炸裂する映像を目指して動きも描きこみも半端ではなかった’80年代への回帰を感じます。『AKIRA』『クール・クール・バイ』『バース』『ナウシカ』『王立宇宙軍』『ロボットカーニバル』『X電車で行こう』『アイ・シティ』『天使のたまご』等が花開いたあの時代です。『レッドライン』をなにより熱烈に支持する層は、野心ぎらぎらの映像美学、躍動感を骨にした、エンジン全開のジャパニーズ・アニメーションの一大饗宴を望み堪能できるような人々です。2Dアニメーションの制作において、映像的にも内容的にもエネルギーいっぱいで創造性と技術的完成度の高さを誇る作品を作れる国は日本こそ最高峰であることを思い知らされます。凝りに凝った映像それに腕と才気に満ちた2Dアニメーションの世界に耽溺したいひと向けです。とにかく動きが尋常ではない、想像力が惜しみなく注ぎ込まれた映画です。けれどもすべての視聴者からああいう類の大スペクタクルを賞賛されるのか、そもそも望まれているのかどうか。映画を観る側はたいていの場合、心惹かれる登場人物や人と人の重なりが生み出すドラマや、心打たれる物語を望むのであって、アニメーションの作画技術がひたすら駆け抜ける類の作品はもともとマイナー扱いなのです。私自身はあの映画の制作に何年も費やしたマッドハウスの根性を高く買います。熟練の芸術的才能が枚数をどっさり使ってひとりの突出した才能の映像イメージの実現にすべてをささげたとき、ANIMEがどこまで大スペクタクルになりうるのか見せつけられれば成功という、そういう映画を実際に作って見せたのだから。

What Makes Redline Good?

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コメント

レッドラインスタッフに聞かせてあげたいわ(TωT)

投稿:   | 2012年2月 2日 (木) 08時12分

俺も同意。ぢょん 最高の賛辞をあんがと。

投稿: | 2012年2月 2日 (木) 09時51分

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