ジョンが選べ2011年度のANIMEベスト&ワースト!(その3)
質問
ジョンにとっての2011年度のベスト&ワーストANIMEは?それから2012年の一番の期待作は?
回答
(その2から続く)『精霊の守り人』『攻殻機動隊SAC』『マクロスフロンティア』がまさにそうでしたが、作りが突出しているゆえに結果としてその年度の目玉となってしまうANIMEがたまに現れます。2011年度だと『Fate/zero』は少々凝りすぎのため、ドラマ作りの要所要所で狙いとは正反対の衝突が起きている観があります。もっとも雰囲気たっぷりな作りにくわえ作画のみずみずしさはやはり頭一つ抜けています。長編映画並みの作りこんだ美術デザイン、滑らかな作画、念入りになされた振り付けは、他のテレビANIMEを顔色をなからしめるものでした。ランサーとセイバーの終わらぬ戦闘シーンは大予算の劇場作品のアクションシーンを凌ぐ動的躍動感があります。『Fate/zero』は弱点もなくはなくて、例えば第十一話ではキャラクター絵が崩れていたり、とりわけ第一話がそうでしたがもったいぶったところがあったりするのが難点でしたが、見過ごせない圧倒的存在感があります。
『輪るピングドラム』は農密度、凝りに凝っていて高度にシンボリック、それに正直いって観るのが少々しんどい番組です。が、高い知性と解釈力が問われるぶん、あえて視聴を続けるのも野心的で悪くないという珍しいANIMEです。『ペンギンドラム』は創造性と独自性の両方が満ちています。手垢のついたパターンと人気テーマに偏ったり頼ったりしない番組を望むOTAKUが増えているこの時代、『輪るピングドラム』はOTAKUが今欲しているものをしっかり提示していて、やりすぎなぐらいです。『輪るピングドラム』は敷居の低い番組ではなく、理解しようとなるともっと難度が高くなります。もっとも、そうした大胆躍動的で映像的にも目を見張らせる、ドラマ面でも密度が濃い内容をアニメーションで成し遂げているところがまさに高く賞賛すべき点なのです。万人向けとはいえないのはたしかです。実際、支持者からさえあの番組がすぐには把握できず視聴は骨が折れるという声はあると思います。一貫した映像美学と凝ったドラマ作りを追及し、ありがちなパターンやこけおどしに堕さないでいる番組は特別であり、ごく稀です。(ひなあられに続く)
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コメント
まわピン最高!!
投稿: | 2012年1月26日 (木) 13時22分
ひなあられって何?
投稿: | 2012年2月 4日 (土) 03時29分