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2009年10月16日 (金)

米国ANIME界で影響力ナンバーワンは誰?(その1)

質問

この20年間、米国ANIME界で影響力が桁違いに大きかった人物は誰と誰ですか。

回答

このご質問にまともに回答するとなると本一冊ぶんになりそうです。今の自分はそこまで徹底した回答を作成する知識も意欲も持ち合わせていないので、簡潔さ優先、それから異論はあるでしょうが私の脳裏に思い浮かばなかった名前は一覧から除外になります。さらにいうと私の知識には限度があるので、どの個人に功績を帰するべきか分からない場合はそのひとが属する組織や集団を挙げるつもりです。念を押すと以下はあくまで私自身の主観であり、米国ANIME業界の一員ではあっても「インサイダー」ではない人間による選別です。「ここ20年間」というご指定をそのままに解釈して’80年代中ごろから’89年を下限に設定します。

賛否両論はありますがカール・メイセクはこの国にANIMEビデオソフト業界を打ち立てたまさに功労者です。ANIMEを米国に持ち込んだ先駆けではないにせよ、メイセク氏はメイド・イン・ジャパンを明確に売りにしUS国産との違いを喧伝した最初の商業人です。メイセクはなんといってもあの『ロボテック』(三つの別個の番組をフランケンシュタイン創造よろしく一本に仕立て上げた代物)の仕事で今後も記憶されるでしょう。ただメイセクはそれ以外にも『AKIRA』『吸血鬼ハンターD』『ロボットカーニバル』『ダーティペア』『ルパン三世』『宇宙海賊キャプテンハーロック』『北斗の拳』その他いろいろなANIME作品をこの国に輸入・発売した人物でもあります。

堀淵清治はヴィズ・コミュニケーションズを1986年に創設し、翌年には英訳MANGAの刊行を開始。ここ米国でMANGAの英訳版を刊行したのはヴィズ社が最初ではありませんでしたが、ジャパニーズ・コミックス熱をこの国に広めるべく日本製作品に絞って刊行を続けた最初の出版社です。一作品出して終わりではなく、いろいろなジャンルの代表的MANGA作品を幅広く翻訳・刊行した第一号がここです。

MANGA翻訳家にして批評家のトーレン・スミスは米国ANIME界への貢献の大きさに反して今はあまり顧みられないでいる観があります。しかしながらその影響力はいや増している今日です。スミス氏こそは作品の翻訳で心がけるべきは責任感と正確さと原著の精神を尊重することにあると身をもって示した先駆的大巨人です。’60年代から’80年代にかけては、日本のサブカルチャーがここ米国に持ち込まれると米国用にいじられてしまうのが常でした。日本の作り手の意図に沿った英訳をすべきだと訴えたのがトーレン・スミスです。翻訳に正確を期すのは今でこそ常識とされていますが、それはスミス氏が’90年代をとおしてファンやMANGA出版界に定着させたところ大なのです。

ANIME研究者のフレッド・ショットフレッド・パッテンは(訳注 ショット氏はMANGA研究者では…)はANIMEそれにMANGAがサブカルに留まらない本格的な映像芸術であると訴え数多くの米国人を啓蒙してみせた大立者(おおだてもの)です。その著述でANIMEとMANGAを使い捨ての安いサブカルではない文化的歴史的文学的存在として讃えています。米国のファンのANIME観に何十年にわたる影響を及ぼしたのがこのふたりです。

中編に続く)

Who Have Been the Most Influential People in America’s Anime Industry?

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コメント

影響力ナンバーワンって言ってんだから一番を挙げればいいのにそんなに迷うことなのか

投稿: | 2009年10月22日 (木) 04時00分

まず一通り名前を挙げてからその中の一人推薦するつもりなんじゃないの

まあ単純に業界人として気を遣ってるだけかもしれないけど

投稿: | 2009年10月22日 (木) 04時12分

タイトル原文はよくある最上級。一番ではなく最重要メンバーってこと。質問文はそのニュアンスで訳してあるから客集めの邦題と思われ。

投稿: | 2009年10月22日 (木) 04時34分

アメリカのアニメの歴史って日本とずいぶん違うみたいで、興味ある。

投稿: | 2009年10月22日 (木) 07時34分

難しかろうな。
じょん ガンバ!

投稿: | 2009年10月22日 (木) 09時27分

名前が色々挙がるってことは逆に言えば突出した人はいないってことかな。

投稿: | 2009年10月22日 (木) 09時38分

ハッテン

投稿: | 2009年10月22日 (木) 10時33分

アフィになんでトップ?
って思ったらスミス・トーレンかw

投稿: | 2009年10月22日 (木) 10時36分

アメリカに留学してた日本人オタクも忘れないで!
仕送りのビデオテープを見せびらかして現地人を啓蒙してたんだぜ!

投稿: 犬彦うがや | 2009年10月22日 (木) 12時20分

質問の「ここ20年間のアメリカで」って長いよねぇ
全部ジャパニメーションに関わる人物で占めてるけどそういう質問趣旨だったのか分かりません
(その1)以降はアメリカ製作アニメの巨匠とかは挙げてるのかな?

投稿: | 2009年10月22日 (木) 12時38分

元をたどれば、手塚治虫が何度も見に行ったと言う「ディズニー」じゃないかと思うが、あちらに伝わってるんかな?

投稿: g.a | 2009年10月22日 (木) 13時00分

めりけんアニメならカートゥーンって書くだろ

投稿: | 2009年10月22日 (木) 18時04分

ここで名前の挙がっている「トーレン・スミス」は、「トップをねらえ!」のキャラ「スミス・トーレン」(声・矢尾一樹)の名前の元ネタになった人。

投稿:   | 2009年10月22日 (木) 19時29分

今時わざわざジャパニメーションと書いてる人は初心者さんか? アニメだけで日本のアニメという意味で通じるんだよ。

投稿: | 2009年10月22日 (木) 21時07分

>ANIMEとMANGAを使い捨ての安いサブカルではない文化的歴史的文学的存在として讃えています。

昨今のパンツアニメの氾濫を鑑みるに、
諸手を上げて賛成しにくいわなw

投稿: | 2009年10月22日 (木) 21時33分

アメリカ製作アニメって、フランス製作ハリウッド映画くらい違和感あるなw

投稿: かまいた | 2009年10月23日 (金) 02時33分

文化的歴史的存在としては、NHKで見た「透けてる薄物姿の江戸娘」とか、放送できない「エロ浮世絵」とか・・(さすが日本)

投稿: g.a | 2009年10月23日 (金) 13時54分

America’s Anime Industryって質問文に書いてあるけど
配給してるだけでIndustry(産業)っていうのか?
business(商売)の間違いじゃないのか?

投稿: | 2009年10月23日 (金) 17時56分

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