『ガンスリンガー・ガール』も実写化すればいいのに
質問
『ガンスリンガー・ガール』が実写化されないのはなぜですか。なんといってもリアルさなら随一なのに。
回答
『ガンスリンガー・ガール』の実写版がない理由として実在の十代の女の子に残忍な殺人者の役をやらせたり、子どもに拳銃を持たせたりするのに心理的抵抗があるから、と考える方もきっといるでしょう。しかしながら懸念は実際にはあまり関係していないと思います。2000年公開の『バトル・ロワイヤル』実写版には十代の少年少女が銃で殺人する生々しい場面がいくつもありました。あの映画は大ヒットしました。2003年制作の続編ではもっと過激な銃撃がでてきます。もっと過激な具体例もあります。知名度では『バトロワ』に劣るのですが三池崇史監督の『極道戦国志 不動』には小学生年齢の児童がやくざを暗殺する場面がありました。もうひとつ例を挙げると、昨年カルト人気を博した映画『片腕マシンガール』では女子高生が無慈悲で過激な殺人者として主役を張っていました。
これらの実例があることから、十代の少女が銃を使う話を実写で撮るわけにはいかないという懸念ゆえに『ガンスリ』実写版が作られない、という説は成り立たないわけです。あれが実写化されない理由は、実写映画にするのは簡単でも、おそらくその企画自体に映画会社があまり魅力を感じないからです。
『ガンスリンガー・ガール』の原作MANGA、ANIME、ビデオゲームはごく一部の視聴者・消費者しかファンにつかないでいます。あの作品は基本設定や見た目の印象深さを売りにしていて、文学性や物語性はいまひとつです。どの登場人物も成長らしい成長をみせず、内面もほんのわずかしか描かれないのです。物語、登場人物、人物同士の絡み合いが徐々に深化していくとはいえ、それは脚本上の手管であって、物語や登場人物が自然に転がっていく生気には欠けています。あのMANGAは絵柄、それに同情をひきやすいIMOUTO系美少女を手際よく取り揃えることでファンの気を引いている作品です。ANIME第一シリーズは独特の雰囲気と絵柄のみずみずしさがANIMEファンに支持されて評判をとりましたが、十代の少女が交換可能な部品扱いされたり国が暗殺を是認したりする背徳性をテーマとして物語が掘り下げられていくことはありませんでした。第二期に至っては本年度のワースト作品候補です。
『ガンスリンガー・ガール』を実写映画化したとして、観客数はあまり望めません。原作は基本設定こそなかなか刺激的ですが、作品としての実質に欠けるのが難点です。仮に脚本をもっと練りこんで原作の薄さを補強しても行き詰ると思います。映画化にあたって登場人物同士の絡み合いをもっと劇的にして社会政治的メッセージを具体的に織り込んだ脚本を作ったとしても、政治的理由を使命に暗殺を遂行する少女たちを描いた映画を積極的に観たいと思うようなひとはそんなにはいません。つまりは制作費の回収ができないわけです。
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コメント
嘘だろ、承太郎ッ!?
投稿: | 2008年8月13日 (水) 23時39分
今日のジョンは辛口やのう~
まあ2期見たら誰でもそう思うか
投稿: | 2008年8月14日 (木) 00時02分
うん、元は確実に取れなさそうだ
投稿: | 2008年8月14日 (木) 00時02分
好きな作品が実写化してほしいと思う気持ちが全く理解できない
投稿: | 2008年8月14日 (木) 00時20分
適切なコメントだと思う。
こういうシリアスなジョンがいいなー
投稿: | 2008年8月14日 (木) 00時41分
元がとれないのは同意だが、原作が薄いだなんだは言わんでいいだろうが
投稿: | 2008年8月14日 (木) 00時42分
要は作品として面白くないといいたいわけね。
よくまぁそれをこんな長文にできるもんだw
投稿: | 2008年8月14日 (木) 00時49分
ガンスリは、大王に掲載された最初の3話は衝撃的過ぎた。
暇さえあればガンスリばっかり読み返していた。
けど最近は単行本で読み返すぐらいだな。確かに設定が衝撃的過ぎるってーのはあるし、長いこと読み続ければ退屈に感じるだろう。
けど久々に一気読みすると、けっこう燃えた。
投稿: | 2008年8月14日 (木) 01時00分
「愚者は経験に学び賢者は歴史に学ぶ」とエロイ人も言っている。
歴代のアニメ実写化作品の多くがどういうものだったかをこの質問者は知らんのだろう。
投稿: | 2008年8月14日 (木) 01時48分
設定のすごさ(擬体化して薬漬けにした少女を使って国家が暗殺を指令する)
設定の矛盾(マスコミにバレたら国が傾くだろう。敵対する国家やテロリストが秘密をつかんだら終わり・・・)
矛盾を解消して「少女は地球を救うために戦っているのだ」じゃつまらないし・・・
少女が自立して自分の戦いを始めたら違う作品になっちゃうし・・・
投稿: | 2008年8月14日 (木) 01時58分
今風に喩えると、ちょっとハードな設定を装ったストライクウィッチーズですもんね。
投稿: | 2008年8月14日 (木) 02時05分
原作は好きだけど、ストーリーや世界背景は記憶に残らず、キャラの境遇だけが印象に残る作品だな。
同人の頃のショートエピソード連作から話的にまったく進歩してない気がするね。
まあ、ジョンの言うとおりの作品だ。
1期2期のアニメよりは原作のほうが遥かにマシだとは思うけど。
投稿: | 2008年8月14日 (木) 02時15分
-IL TEATRINO-は紙芝居だろ?
投稿: | 2008年8月14日 (木) 02時52分
深く掘り下げることなく淡々としてるのは欠点ではなく元々そういうのをウリにした作風の作品だからだと思ってたんだけど。まあ実写向けではないな。
ストライクウィッチーズとは少女達が戦うという点以外特に似てないと思う。
投稿: | 2008年8月14日 (木) 03時05分
そもそも適任の役者が存在しない件
チンタラしたお遊戯会は勘弁だお
投稿: | 2008年8月14日 (木) 04時13分
アクションできる子役がいないに一票
投稿: | 2008年8月14日 (木) 07時21分
誰が演技すると思ってるんだw
投稿: | 2008年8月14日 (木) 07時41分
ところでスカイ・クロラ見て無いんだけど、
ガンスリの空中戦版みたいなもん?
投稿: | 2008年8月14日 (木) 09時25分
それにしても米人の「実写はアニメより偉い」という
意識は根強いもんだな。おれはガンスリ好きだからこそ
実写化してほしくない。
投稿: | 2008年8月14日 (木) 09時28分
ガンスリはむしろ同人の頃の方がよかったんじゃないかな。
投稿: | 2008年8月14日 (木) 10時18分
>アクションできる子役がいない
そのへんはCGでどうにかする(笑
投稿: なにかというと(ry | 2008年8月14日 (木) 10時26分
背景どうする?
イタリアでやるのは無理でしょうorz
ライセンス渡して現地のマニアックな企業に丸投げすれば可能かもしれないけど費用は回収できないと思われる。
投稿: | 2008年8月14日 (木) 10時53分
>背景どうする?
それもCGで
…
って、最早実写でも何でもないな(笑
投稿: なにかというと(ry | 2008年8月14日 (木) 11時22分
ニキータを見れば済む。
投稿: | 2008年8月14日 (木) 11時45分
GUNSLINGER GIRL
EU圏内の人達にどう映ってるのか興味あるな。実際の社会情勢少しは反映してるし
投稿: | 2008年8月14日 (木) 11時48分
ところで、この話題でなぜか
「笑うミカエル」
を連想してしてしまうのは私だけ?
投稿: なにかというと(ry | 2008年8月14日 (木) 12時51分
>>二キータを見れば済む。
ジョンは二キータとかレオンっぽいのが
嫌いなんじゃね?
なんか文面からそんな感じが漂ってる気がする
投稿: | 2008年8月14日 (木) 12時54分
『ストライク・ウイッチーズ』も実写化すればいいのに
っていう質問者もそのうち出てくるな。
投稿: | 2008年8月14日 (木) 12時56分
>十代の少女が交換可能な部品扱いされたり
>国が暗殺を是認したりする背徳性をテーマとして
>物語が掘り下げられていくことはありませんでした
結局「強烈な自己主張を行なわなければその人間は
存在しないのと同じ」というような国の人間には、
淡々とした情景描写だけで見せる・語りかける・感じさせる
といった「侘び・寂び」的な表現方法は理解できなかった
ようだな。
あの多くを語らない、淡々とした語り口こそが
持ち味だと言うのに、そこをわからなければ
単に背徳的な設定で奇をてらったロリ萌え作品という
上っ面しか見えなくても仕方が無い。
やっぱりハリウッド調に強烈にテーマをキャラクターが
叫ぶとかしなきゃ連中は理解できんのだろうか。
投稿: | 2008年8月14日 (木) 13時04分
>「侘び・寂び」的な表現方法は理解できなかった
>ハリウッド調に強烈にテーマをキャラクターが叫ぶ
どこかのレビューで読んだのですが、「ガンスリ」という作品の特徴は、
ただ淡々と情況の描写が成されるだけで、そこに
作者(作品)としての善悪等の「価値判断」が
明確に示される事がないというのがありました。
(要するに「価値判断」を読者自身に委ねている=突きつけてくる)
その辺りが見るものの不安感や不快感を煽り、
一種の「逃げでごまかしている」と映ったり
上っ面の要素だけに目が行く結果になったり
するのかもしれません。
特に、アメリカ人には「作品としての自己主張(善悪の価値判断)が
明確にはなされない」というのは致命的でしょうね。
投稿: | 2008年8月14日 (木) 13時33分
ガンスリの空気はとても好ましい。あそこに余計な物語を継ぎ込んでテーマを絞る意味は無いだろう。この手の「読者が自分で補完して下さい」的な姿勢は手抜きと見て嫌う人もいるけど、それが普遍的な価値観とは言えない。そういうのが好物な奴もいて、あれはあれで成功しているのだ。
実現性はともかくとして、あの空気を実写化するのが不可能とは思わないし見てみたいとも思うけど、諸々の事情を考えるとやはり無理なんだろうな。
投稿: | 2008年8月14日 (木) 14時08分
>成長
>物語や登場人物が自然に転がっていく生気
>少女が交換可能な部品扱いされたり国が暗殺を是認したりする背徳性
どれもガンスリが描こうとしてる事じゃない。ガンスリが
描きたいのは少女たちが悲惨な状況の中でも、汚い仕事を
やらされていても、生きがいを見つけてできる限り精一杯
生きようとしている事。いわば生命が生命である、その
ありのままを描いている。
読者はその様子を見て自分自身の生について考える事になる。
だから「文学性はいまひとつ」どころではなく、この作品は
十分に重い文学的テーマを抱えている。リコが会計士を助ける
エピソードなんかではそこらへんの意図がリコの口から
半ばあからさまに説明されてたし、その他にも台詞の端々
からそういう意図が伺える部分はいっぱいある。読解力が
不十分な青少年にもちゃんとわかるようになってるわけだ。
それなのに1%もテーマを受け止められずに、この作品を
絵柄と雰囲気だけの作品だと思っているジョンにはかなり
失望した。がさつなアメリカン脳味噌と言わざるをえない。
ジョンは平均的なアメリカ人よりは異文化への理解がある
人物と思っていたが、そのジョンにしてこれだからな。
アメリカで攻殻、アップルシードみたいな作品ばかりが
受けるのがうなずける。
そもそも、どうして登場人物は成長しなければならないのか。
どうして登場人物には生気がなければならないのか。どうして
背徳性は深く追及されなければならないのか。どれもこれも
何の根拠もない、アメリカ人もしくはハリウッドの勝手な
決め付けにしか過ぎない。
ジョンにはそこに気づくところから始めてもらいたい。
投稿: | 2008年8月14日 (木) 14時21分
ガンスリに物語性が薄いから映画にできないという意見には同感だが、「成長」とか「善悪」とか主観によって縛られないところにこの作品の魅力があるわけだから、実質が薄い、というのはちょっと違うんじゃないかと。
まあ原文でどうかいてあったかにもよるけど。
投稿: | 2008年8月14日 (木) 14時48分
>がさつなアメリカン脳味噌
ワロタw
まぁアメリカン的には「生気」にしても「背徳性」にしても
もっと強烈に声高に作中で主張されなければダメなんだろうな。
あのすごい訴訟社会でも判るとおり「声を上げて
相手を打ち負かさなければ負け犬決定」な社会なんだから。
でもそんな社会の中でもキチンとガンスリを評価してる
アメリカ人もいるんだよな。
「最も評価すべき作品」みたいな事を書いてた
人の事を
以前どこかで取り上げてたし、第1期に関しては
結構ファンの評価も売り上げも良かったんじゃなかったっけ。
結局、アメリカ人云々以前に、「大衆」好みの判りやすさかどうかという部分で
色々と問題がありそうな気がするな。
投稿: | 2008年8月14日 (木) 14時54分
まぁどっちにしろ実写化しないに越したことは無いわな。
ペトルーシュカ以降の流れは実写に出来なくも無いが、それこそニキータ見た方が早いってのがあるし。
投稿: | 2008年8月14日 (木) 16時39分
いい作品だし好きだけど
ガンスリはやっぱりオタ受け作品なので
実写化したらひどいことになると思う
あれは二次元を出たとたんにつまらなくなる。断言できる。
ニキータでいいじゃん、っていうのは禁句だしw
投稿: | 2008年8月14日 (木) 17時08分
やってもZENピクチャーズになると思う
「ロリドルヒロイン 拳銃ガールズ危機一発!」って感じで
投稿: | 2008年8月14日 (木) 22時52分
もしガンスリが実写化したら、実写版ネギマよりも酷い出来になる予感がする。
そもそもソレがイタリアで製作されるならともかく、日本で製作されるとしたら日本人の子役がヘンリエッタとか名乗るんだよな。
恐い物見たさで見てみたい来はする。
投稿: | 2008年8月14日 (木) 23時33分
>>ニキータでいいじゃん、っていうのは禁句だしw
そこだよな、ナタリーみたいな日本ウケする美少女数人いたらそれはそれで映画できそうだ・・・
投稿: | 2008年8月15日 (金) 00時19分
↑しまったwレオンと勘違いした
ニキータか・・・うーんハリウッドで見事に玉砕したじゃんよう~
投稿: | 2008年8月15日 (金) 00時21分
ニキータか...
本来ブルネットのオカッパ髪のアリスを金髪蒼願の少女にしてしまうように、その姿を変えてしまった「アサシン」...
もし、ガンスリがハリウッドで実写になったら...
投稿: | 2008年8月15日 (金) 01時07分
↑碧眼(へきがん)って読むんだよ
投稿: | 2008年8月15日 (金) 02時15分
何度も出てるけど、二キータを彷彿とさせるシーンが幾つもあったよなァ(苦笑
やっぱりみんなもそう思ってるんだ。
投稿: | 2008年8月15日 (金) 14時18分
70年代のイタリア映画の作風で作るならすごいものになりそうだがなぁ。
投稿: | 2008年8月15日 (金) 17時06分
質問者が頭悪いのもさることながら向こうのオタクって日本人のオタクよか口が悪いのな。口調は丁寧だけど。
投稿: | 2008年8月23日 (土) 02時15分
ジョンに限ったことじゃないが、外人はなんでもアニメベースで考えるんだなぁ
日本人の感覚だと原作=漫画であって、実写化云々の話が出たら
まず「原作漫画をどう実写化するか」を考えるのに
アニメも実写も漫画ありきの二次創作って意味では対等なんだが、
外国ではアニメこそが一次創作で
原作漫画は「まだ色も声も動きもついてない未完成品」みたいな扱いなのが違和感覚える
投稿: | 2008年9月18日 (木) 06時33分
アメリカ人の映像作品に関しての固定観念がよく出ている
何か大きな変化が作中で起きないと作品に魅力を感じないわけだ
投稿: | 2009年4月20日 (月) 03時56分
少女たちが戦う動機が希薄
全ての少女がパートナーに好意を抱いている姿が
非常に不健全で非人道的に感じる
かなり病的な作品といえるんじゃないだろうか?
投稿: | 2009年5月 3日 (日) 06時27分
それもまた本質だけどね
ちっこいコと銃と従順さ
義体(ガンスリンガー・ガール)のウリはそこ
投稿: | 2009年5月12日 (火) 01時03分
ガンスリだって腕のいい監督、脚本家、多額の制作費が有ればちゃんといい作品になれるはず。ちゃんと舞台はイタリアでやり、キャスティングも全員イタリア人、この際字幕でも良いと思います。製作は大きい会社(TAXIを手がけたチェッキ・ゴーリ・グループなどが良いでしょう)、音楽担当はイタリアの巨匠、エンニオ・モリコーネがいいと思います。
私が言いたいの手間隙をかければ観客も振り向いてくれる、「レオンだ」とか「二キータだ」等と言われそうならそれ以上の作品に仕上げればいい話。多くの実写版映画に欠けているのはそれだと思います。
投稿: | 2009年6月23日 (火) 13時59分