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2008年8月12日 (火)

押井ANIMEはこけおどし!(前編)

質問

押井はしょせんこけおどし。『天使のたまご』はまさに決定的証拠です。インテリ芸術家を気取った84分のマスかきANIMEでした。物語に背骨にあたるものがないだけでなく、ユダヤ教やキリスト経のシンボル図像をこれでもかと押しつけてきます。何を伝えているのか自分でも知らないと押井本人が公言しています。つまるところ「映像芸術」のすべてがある「映画」未満の作品、でした。

あれが嫌いだというわけではありません。いわゆる実験芸術系映画としては最高ランクの映像作品だと思います。だけど名前も明確な行動目的もない登場人物にくわえ、少女が眠っている間に彼女の無垢を利己的理由で打ち崩す存在としてキリスト像を持ち出したりする作品を何かの寓話として崇める気にはなれません。『天使のたまご』は映像的には類を見ないほど抜きんでているとしても、中身については果たしてどうでしょうか。もともとメッセージなぞないのだとしたら、何か訴えたい主題を内在した芸術作品と受け取っては少々ナンセンスです。『天たま』は映像作品としては存在理由が十分あって優れたANIMEではあるけれど、再見して突然「そうだったのか!」と啓示を受けるような映画ではないとなると、自分としてはこけおどし作品としか思えないわけです。

回答

この数週間に、押井守の作品はこけおどしであるという主張とどういうわけか二回遭遇しています。自分はブライアン・ルゥのような押井研究者ではないので、徹底的な分析論文を読んでみたいという方には彼の『Stray Dog of Anime: The Films of Mamoru Oshii』(ANIMEの迷い犬 押井守の映像作品)をお勧めします。それでも押井作品はたくさん観てきました。『天使のたまご』『攻殻機動隊』『イノセンス』『御先祖様万々歳!』『機動警察パトレイバー』のOVAと劇場版、『トワイライトQ』の二本目、劇場版『うる星やつら』の1と2、それに『アヴァロン』等。彼の作品にはなじみがあります。今回のご質問についてもいろいろ言いたいことがあります。

ウェブスター英語辞典によると「こけおどし」(pretentious)は「常識で考えて筋が通らない、行き過ぎた主張」「根拠のない、自分の存在感や能力について実力以上の行き過ぎた買いかぶり表現」と定義されます。実際、こけおどし効果で実力以上に大事・大物かつ芸術的に思えてしまうことはよくあります。見た目と実力とがどのくらいかけ離れているのかで「こけおどし」かどうかが判定されます。今回のご質問でいえば、観客・視聴者をたぶらかして実力以上の傑作と思い込ませるような映像作品が「こけおどし」で、そうではなくて真に中身があって芸術性をそなえた映像作品は「こけおどし」ではないわけです。芸術性の高さイコール作品完成度ではないという点は強調しておきます。仮に芸術作品として欠点があったとしても、語られるメッセージの重要さや影響力が劣るとは限りません。芸術作品の場合、万人に理解されるような物語性やテーマやメッセージを必ずそなえていなくてはいけないのかというと、そんなことはありません。必然ではないと私も考えます。

私自身の考えでいえば、『エルゴプラクシー』や『テクノライズ』の類をこそこけおどしと呼ぶべきです。あいまいで思わせぶりな映画スタイルをわざと前面に押し出すことで高尚な思想が底にあるような気にさせようという魂胆や、人間の内面にせまる薀蓄や哲学的テーマを扱っているので単純明快な表現ではとうてい伝えられない/伝えるべきではないといわんばかりの思わせぶりな演出がみえみえです。しかしながら現実には両方とも深遠で知性に訴えかけるメッセージなぞ持ち合わせていない映画でした。観客に非凡な芸術的テーマを伝えようとする意思は始めからないのです。「芸術のための芸術」ということばとはおよそなじまない作品です。難解さを演出して実力を水増ししようとしている、思わせぶりだけど実は中身が伴わない代物でした。

後編に続く)

Are Mamoru Oshii’s Films Pretentious?

訳注 『スカイ・クロラ』を観ました。押犬さんは『イノセンス』で頂点に達して今ゆっくりと下降に入った、という印象でしたが、それでも私にとっては不思議と波長があう映画でした。『激突!』と表裏関係にある話ですね。脚本家・演出家志望の方はいろいろと盗めると思います。お勧め。

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コメント

天たまはルパン三世の映画企画がコケた時の副産物だから
そういう意見があっても不思議じゃないと思う。

俺自身、映画うる星2やアニメージュで掲載していた”とどのつまり”、
トワイライトQあたりでもうおなかいっぱいで、劇場版パトレイバー
なんて”またかよ”という感想しかでなかった。

投稿: | 2008年8月16日 (土) 10時44分

まあ、多様性って意味で、ああいった作品があってもいいけど、
個人的には”またかよ”には同意。
趣味が合う人に中毒性がありそうなのはそうぞうできるが、
押井ファンの一部に、難解で抑えた演出が高尚で、そうでないのは低俗と勘違いしてるやつが多いのがうざい。
そういった意味では禿げのファンと双璧だな。

投稿:   | 2008年8月16日 (土) 12時04分

>訳注 『スカイ・クロラ』を観ました。押犬さんは
「押犬」って…

投稿: | 2008年8月16日 (土) 12時52分

>「押犬」って…
なんて的確な表現なんだw

投稿: | 2008年8月16日 (土) 13時25分

あの人はギャグだけやってりゃいいのになー

投稿: | 2008年8月16日 (土) 14時13分

スカイ・クロラは押井以前に原作の森博嗣が苦手なんで……。なんかこの人の人間描写を読むとイライラしてしまう。

投稿:   | 2008年8月16日 (土) 14時44分

意味不明脚本と演出で高尚ぶるオサレ作品って昔から定期的にでて「これには難解な深い意味があるに違いない」と信じ込み深読み考察をするマニアックな信者がつく気がする。(エヴァは一般人気出たからまた違うけど)
誰かが作品を否定すると「これはお前のような凡人には理解できないんだよ」と言って閉じこもるようなの…。
まあ本人が楽しめればそれでいいんだろうけど。

投稿: | 2008年8月16日 (土) 15時03分

どうでもいいけど、これ質問じゃないよね

投稿: | 2008年8月16日 (土) 15時06分

パトレイバー劇場版見てから、この人の作品に興味が無くなった。

投稿: | 2008年8月16日 (土) 15時11分

俺、パトレイバーの映画版大好きだわ

投稿: | 2008年8月16日 (土) 15時14分

ほぼ100%に近いくらい質問者と同意見だが
それをジョン山に言う意味がわからん……

投稿: いか。 | 2008年8月16日 (土) 15時16分

「意味のわからん」ような作品を
なにやら意味ありげにご大層ご立派小綺麗
に作るのもそれはそれで才能かなぁ。

いや、皮肉でも何でもなく。

わけのわからん作品を見せられると、まぁ
ちゃぶ台ひっくり返したくなる衝動に
駆られるものだけど

「2001年宇宙の旅」と「天使のたまご」は
不思議とソレはなかったな(笑


押井ルパン…
21世紀の今こそ観てみたい気もしますねー。

投稿: なにかというと(ry | 2008年8月16日 (土) 15時38分

こけおどしって言葉は日本ではアニメに対してあまり使われてないかな。
雰囲気だけのアニメ、とかよく言われてる気がする。

押井作品は天たまとか抽象的な作品は別として、他はむしろ理論武装してるような感じで作ってると思うけどなぁ。

パト2なんてこけおどしのレイバーをヘルハウンドが簡単に破壊しちゃうしw

投稿: @ | 2008年8月16日 (土) 16時03分

こけおどしも才能かと

テクノライズの雰囲気作りは一級品だった。だが制作側の力がなくまとめられなかった…それだけ

投稿: | 2008年8月16日 (土) 16時21分

押井アニメは映像はすごく好きなんだけど
ごく普通のことをすごく小難しく、カッコよく演出しようとするのでそこは苦手だ
なんか大仰に感じるんだよな…雰囲気アニメとはよく言ったもんだ

でもファンなのでスカイ・クロラは観に行く

投稿:   | 2008年8月16日 (土) 16時24分

攻殻は内容があったと思うけどな。あちこちからいろんな物を拝借してはいたが、少なくとも独特なテーマが一つあった。

投稿:   | 2008年8月16日 (土) 16時56分

イノセンスを見た時はこれは犬の存在の他は映像だけが価値で後は意味のない映画だなと思ったが、監督のコメント聞いたらまさにそのままのことを言ってて感心した覚えがある。
意図したことがちゃんと作品に出ていて見る者に理解できるなら、それはこけおどしとは言わない。
映像作品と一言で言っても様々な意味や価値がある訳で、メッセージが総てと思うのは傲慢。

投稿: | 2008年8月16日 (土) 17時29分

レイバーとビューティフルドリーマーだけでも相応の評価できると思う。

投稿: | 2008年8月16日 (土) 18時24分

エルゴプラクシーやテクノライズは「アニメを見ない大人がターゲット」と言う部分を意識しすぎたとは思うが、そこまでこき下ろす作品でもないと思う。

作品をどのように受け取るかは視聴者の数ほど違いがあると言っても良く、今回のような質問ではない「自己主張」を取り上げていたら、ただ論争の火種となるばかりではないか。

投稿:   | 2008年8月16日 (土) 18時28分

個人的に押井監督については「他人の作品を乗っ取り屋」という印象。
「士郎正宗の攻殻」がいつの間にか「押井の攻殻」のような感じで本人もまわりも語られている。

一番印象的だったのが「パトレイバー」についての出渕氏への批判。聞くにたえない罵詈雑言で出渕氏へ個人攻撃をしていたが、読んで正直に思ったのは「後から参加して、しかも業界からほされていたあなたに手を差し伸べてくれた原企画者の中心メンバーをなぜそこまで最初からの批判できるの?」と。

案の定、その後、押井監督は中心メンバーたちの呆れ顔を無視して、「まるで自分(だけ)の作品」のようにふるまい、「コミカルとシリアスのバランスの絶妙さが楽しかった」パトレイバーを「押井流の無味乾燥えせリアル映画」に変えてしまった。

押井監督のしてきたことを作品ごとでなく全体的に見ると、名前を売るためなら「芸術(風)」ポーズをとりながら、なんでもする乗っ取り屋の本性が見えてくる。

投稿: | 2008年8月16日 (土) 19時46分

そもそも押犬作品は万人受けする内容じゃないしな
好き嫌いが分かれるのは自然な事だろ

投稿: | 2008年8月16日 (土) 19時59分

「うる星2」「天たま」「甲殻」
までは受け付けるんだけど、
それ以降は、あのI.Gの人形のような目のキャラデザインが受け付けないなあ。

天たまは天野色が全面に出てて、結構ワケがわからんままに好きだよ。

投稿: | 2008年8月16日 (土) 20時20分

パトレイバーはTV版が一番好きだな

投稿: | 2008年8月16日 (土) 20時36分

パトレイバーは好きだな~

スカイクロラはシンプルで面白かったけど
攻殻とか好きだった人にはだめかもー

投稿: | 2008年8月16日 (土) 20時40分

TVアニメや映画の価値を考えるとき、どれ位「時の風雪」に耐えられるかってことは、わかりやすいバロメータだと思う。
この前、NHKBSでTVルパンの特集をやってたけど、旧作、Part2、Part3の放送時間シェアを見れば、その差が歴然とわかる。
旧作が全話放送されたのに対し、Part3なんか1話だけだった。

「天たま」が何年に作られた作品かよく考えてほしいね。これだけの時が移り変わってもまだ観られている意味を考えるべき。
同時期に作られたアニメの何パーセントが今もDVDや再放送で視聴できるか...。

http://ohkami.sakura.ne.jp/meta-ovalist.htm


> 個人的に押井監督については「他人の作品を乗っ取り屋」という印象。

私は、映画監督とは、乗っ取り屋とニアリーイコールなんだと思う。彼が取った行動は正しいし、少なくともパトレーバーに関して言えば、1と2は語られてもWX3はこの先、「オマケ」としてしか話題にのぼらないだろう。
押井が参加しなかったら、あのビデオシリーズなんて映画にもならず、当時あったOVAの「レダ」とか「バース」みたいにこの先話題にものぼらないまま消えていったと思うよ。

「うる星」の映画だって、同じじゃないか?

投稿: パヴァーヌ | 2008年8月16日 (土) 21時24分

>少なくともパトレーバーに関して言えば、1と2は語られてもWX3はこの先、「オマケ」としてしか話題にのぼらないだろう。

WX3が「パトレイバー」シリーズが終了してから十年位も後のものだし、「オマケ」としてしか話題にならなかったのも仕方ないんじゃないの?

>押井が参加しなかったら、あのビデオシリーズなんて映画にもならず、当時あったOVAの「レダ」とか「バース」みたいにこの先話題にものぼらないまま消えていったと思うよ。
「うる星」の映画だって、同じじゃないか?

TV版の人気は全否定ですか?
押井監督作品は紅い眼鏡等の首都警シリーズやアヴァロンもそうだけど設定等は面白いけど雰囲気だけなんだよねw
嫌いじゃないんだけどオナニー臭が強過ぎるのが微妙ww

投稿: | 2008年8月16日 (土) 22時01分

> TV版の人気は全否定ですか?

否定はしないけど、今後も「パトレイバー」といったら映画版が真っ先に話題に上る。
これは圧倒的な事実だよね。
「攻殻SAC」もだけど、はじめに押井が作った世界観が大きいでしょ。
悪く言えば、それを食いつぶして作った作品と言えなくもないね。

投稿: パヴァーヌ | 2008年8月16日 (土) 22時17分

>WX3が「パトレイバー」シリーズが終了してから十年位も後のものだし、「オマケ」としてしか話題にならなかったのも仕方ないんじゃないの?

(1と2のおかげで)十年もあとに作ったのに、先行した1と2を、全くもって超えられなかったことをどう解釈する?

投稿: パヴァーヌ | 2008年8月16日 (土) 22時22分

投稿 パヴァーヌ | 2008年8月16日 (土) 21時24分
>当時あったOVAの「レダ」とか「バース」みたいにこの先話題にものぼらないまま消えていったと思うよ。

それはちょっと無知すぎるし、世間知らずすぎるな。
過去ログをみれば分かるとおり、ジョンの話にも「レダ」は何度も出てくるし、逆に「天使のたまご」はわずかしかない。

投稿: | 2008年8月16日 (土) 22時25分

オナニーおおいに結構。

妄想やマスターベーションがなければ、「WX3」とか「うる星リメンバーマイラブ」みたいなことになるからね。

投稿: | 2008年8月16日 (土) 22時26分

押井監督は好き勝手やって、たまにおもしろいのを作る。それで充分だと思うけどな。作品がヒットするとかヒットしないとか、あまり考えないでつくってほしい。

投稿: | 2008年8月16日 (土) 22時26分

>過去ログをみれば分かるとおり、ジョンの話にも「レダ」は何度も出てくるし、逆に「天使のたまご」はわずかしかない。

そっか?
俺は同じくらいだと思うけどな。
レダは作画監督いのまたむつみが作ったOVAの代表作として、天たまは芸術アニメの代表として参照される。頻度は似たようなもんだと思うけど。

でも圧倒的な違いがある。

「レダ」はアマゾンで検索する限り、アニメでは手に入らない。これは大きいんじゃない?

投稿: | 2008年8月16日 (土) 22時32分

エルゴプラクシーが面白かったのは中盤までだったな
主人公の本性が分かった時点辺りでgdgdしだしたからね
その中盤までに物語り終わらせとけば良かったんだよ

投稿: | 2008年8月16日 (土) 22時49分

>否定はしないけど、今後も「パトレイバー」といったら映画版が真っ先に話題に上る。
>これは圧倒的な事実だよね。

何の根拠もない脳内妄想を語られてもね・・・・。

たとえばパチスロになってるけど、これはTVアニメを元にしている。
他にも切手になったりと色々世間の認識を知るものはあるわけで、そこに出てくる紹介文の頻度を見れば分かりそうなものなんだけど。

ちょっと君の話は浅はかで、恥を晒してるだけだなぁ・・・。

投稿: | 2008年8月16日 (土) 22時51分

>エルゴプラクシーが面白かったのは中盤までだったな
始めからピノの行動だけだったよ

投稿: | 2008年8月16日 (土) 22時58分

投稿 | 2008年8月16日 (土) 22時32分
>「レダ」はアマゾンで検索する限り、アニメでは手に入らない。これは大きいんじゃない?

何を言いたいのかさっぱり分からないな。
たとえばアマゾンで「うる星やつら2」は手に入らない。
他にもそんな過去の名作は数多くある。

そんな無意味な話はどうでもいいとして、君はジョンの過去の話を見直したほうがいいと思うな。
話をするための最低限すら満たしていない。

投稿: | 2008年8月16日 (土) 23時03分

>パトレイバー
TV版も押井回が好きなんだけどなあ(ぼそ

TV版「うる星」も好きなのは押井監督が
手がけた前半までで、それ以降は
まぁ出来は悪くないけど、普通…という
印象。押井回でも出来がいまいちな回も
あるけどそれはそれでな感じかな。

ていうかここまで「ダロス」無し(笑

投稿: なにかというと(ry | 2008年8月16日 (土) 23時07分

まあ「押井の作品は面白いかつまらないか」で
みんながこれだけ語りたがるんだからやっぱそれなりのものは作っているんだと思う
(各自の好みに合うかどうかは別の話で)

投稿: | 2008年8月16日 (土) 23時23分

そうだ。押井は面白くない芸術でもない

投稿: | 2008年8月16日 (土) 23時27分

やや煽り含みだけど面白い議論なってますな

〆(・ω・ )勉強なるわ


ちょっと聞きたいのは議論に上がってる作品の当時の評価とか興行的成否も含めて語ってもらえると嬉しいんだけど

投稿: | 2008年8月16日 (土) 23時55分

押井作品の最高傑作って「うる星やつら」だよね。
千と千尋の神隠しが公開されるすっと前に
第76話『決死の亜空間アルバイト』で
すでにやってしまったしね。

大人になって、うる星やつらを見なおしても
凄く面白く、当時視聴率がよかったことが
うかがえる。

投稿: | 2008年8月17日 (日) 00時45分

テクノライズは小中千昭だけど
小中千昭は、米国でLainとTHE ビッグオーを
ヒットさせたよね。

小中千昭は人形好きで、天使のたまごのような
雰囲気アニメ「Malice@Doll」を作ったんだけど
人形好きじゃないと「Malice@Doll」の
雰囲気は、わかりずらいじゃないのかな。

投稿: | 2008年8月17日 (日) 01時09分

>スカイ・クロラは押井以前に原作の森博嗣が苦手なんで……。なんかこの人の人間描写を読むとイライラしてしまう。
森博嗣の人間描写は文系人間には理解できなくてイライラするらしいね
理系人間が読むとすごいうなづける描写なんだが

投稿: | 2008年8月17日 (日) 01時15分

理解できるからこそイラっとくる理系人間がここに居たりするので
あんまり理系文型でひとくくりにしないで欲しいな

投稿:   | 2008年8月17日 (日) 01時41分

>たとえばアマゾンで「うる星やつら2」は手に入らない。

いや、BDは普通にアマゾンでも売ってるし、近所のレンタルでも借りれる。レダは...(笑)アニメ史とか卒論にしてるやつは手に入れたいかもしれんが、誰も再発売を望まないだろw

>他にもそんな過去の名作は数多くある。

これに関しては「ないよ」とだけ言っておく。買うやつが1000人いればDVD化されてもペイできるらしいからな。
ま、レダもバースも10人欲しがればいいほうだろw

投稿: | 2008年8月17日 (日) 02時12分

攻殻もイノセンスもスカイクロラもセリフが臭いというか、気の利いたことを言おうとしてる感じがあまり好きになれない(攻殻は作品としては好きだが、これは士郎の原作がいいからだろう)。登場人物のテンションが低くてどこか達観したような感じで押井みたいにぼそぼそとしゃべる。スカイクロラは登場人物の見た目が子供だったから生意気なガキにしか見えなかった。人狼のように、そういうセリフまわしでも気にならないものもあるけれど…。うる星は原作の作風から言ってもそういうしゃべり方にできなかったせいで、押井のそういう嫌な部分が出てなくてよかった。個人的にはこの人はコメディを作った方がいいような気がする。

映画に何を期待するかでこの人への評価は変わってくるんじゃないかな。
この人に人間ドラマを求めても紋切り型のものしか得られないと思う。
テーマはちゃんとあると思うけれど、あの英文の逐語訳のような説明調のセリフで直接的に語ろうとするから、形だけのあざとい演出のように受け取られても仕方ないかな。
近未来的、頽廃的な世界観、緻密に描かれた美しいメカや都市の風景、人形のような温かみを感じさせない登場人物たち、ミステリアスなBGMの旋律…そういうのが好きってだけで押井作品を愛する理由としては十分だと思うけどなぁ。

投稿: | 2008年8月17日 (日) 02時14分

パトレイバーは好きなんだけど、レイバーでやる必要のないアニメだったな
後藤隊長以外のキャラが全く生かせてない

投稿: | 2008年8月17日 (日) 02時55分

パトレイバーはテレビ版が一番パトレイバーらしくて好き。

押井版映画はパトレイバーである必要というかパトレイバーらしい「軽いおもしろさ」がない。
見てるとパトレイバーでなくてもいいんじゃない?、と思ってしまう。

押井監督は他人の原作をいじって良い画作りやシーン構成は出来るけど、自分でまったく新しいキャラクターや原作を作り出す才能はないんじゃないかと・・・

投稿: | 2008年8月17日 (日) 04時21分

まあ賛否あるけど、
何だかんだいって、押井は世界中の映像関係者・クリエイターに大人気なのは確か。与えた影響は数しれず。

日本でもハリウッドでも、皆押井の真似をしたがる。研究本も多い。
たぶんその方面では宮崎駿より影響はデカイよ。
そういう意味じゃ押井は、黒沢明に次ぐ日本のグローバル作家。

投稿: | 2008年8月17日 (日) 04時23分

>自分でまったく新しいキャラクターや原作を作り出す才能はないんじゃないかと・

つ【STANLEY KUBRICK】。

投稿: | 2008年8月17日 (日) 04時35分

押井はキャラクターではなく、空気や雰囲気で世界観やテーマを伝えるべきと考えてるからな。
キャラが薄いどころか、登場人物はただの語り部、人形でいいとさえ思ってる。

押井は常々、キャラばかり先行する日本アニメやハリウッド映画を批判してるね。

投稿: | 2008年8月17日 (日) 05時19分

イノセンスは途中で寝てしまったからなぁ・・・・・

投稿: | 2008年8月17日 (日) 09時08分

押井の問題点は、語る内容が単調で常にかわらない・・・ということ。
戦争の語り部・・・ならともかく、何度も何度も同じ話を繰り返し続けるしか能のない奴が、はなして作家っていえるのかぁ???

投稿: | 2008年8月17日 (日) 09時12分

押井スタイルが生まれ、過去の人に成り下がらずまだ存命というだけでも面白いな。ファンではないが、自慰映画と言っても認知もされない大量の自慰作品のなか彼の作品性は無視できず、娯楽アニメの価値を高めるに一役買って、国外にも影響を与えてきたのは本当だし。
自分が小さい頃見た「天使のたまご」は、今でこそ…こんなふうに、消費するだけの個人が偉そうに発言できる時代じゃないとき、ただ無防備な与えられるだけの姿勢でいる客にとっては衝撃的だったよ。(もちろんマニアックだから一部なんだろうけど)
うる星2の成功のあと「天たま」のせいで数年も干されるとか、変わった監督だなって印象だった。そんなヘンテコさがなきゃあんな作品は撮れないんだろうなと。ただ本音は、監督の持っているはずの力量を、もうちょっとエンターテイメント向けに傾け、こちらに媚びて、面白くしてくれないかな、と歯がゆいような感じがあって。ムリだとわかってるのに。だから鑑賞しては「あーあ…またやっちゃったか」という感じ?でもこういうため息のような感想、多いじゃない?それも何か愛情深いファンの声かも。

投稿: | 2008年8月17日 (日) 09時18分

インテリ評論家を気取ったマスかき質問。


投稿: | 2008年8月17日 (日) 10時02分

アニメにテーマやメッセージを求める?
私は映像美の比重が大きいね。

エルゴプラクシーも好きだ。ヤシガニ化した部分も多々あったけど、悪くなかった。特にOPは素晴らしい出来だったね。
「死の代理人」云々のロジックは確かに空虚だった。だが、それは背景みたいなもん。雰囲気作りで、たしいた話じゃない。
要は、感染オートレイブのピノと人間(人造?)のリルが最後に手を握って信じ合えるようになった。そのための2クールだったように考えている。それで充分。
全体としてさほど不満はなかった。

とは言え、押井作品は衒学的な傾向が強すぎる傾向は否めない。イノセンスじゃなくてナンセンスだった。「哲学用語辞典」とか「世界の名言集」みたいな本から適当に選び出したフレーズを並べただけという印象でした。
深読みすれば…、人はネットに繋がっているので、ググルみたいにしてその場でフレーズを選び出して会話している。その空虚さを表現しようとしていた、…とかね。
まあ、結論としては、天使のたまごの焼き直し。
それでも映像美は充分に堪能できたので、それでよしとしています。

スカイクロラも空戦シーンが凄かったので、それだけで満足しています。キルドレの孤独は、今ひとつリ実感できなかった。

押井監督に求めるのは素晴らしい映像と音楽かな、無い物ねだりをしてもしょうがない。


投稿: | 2008年8月17日 (日) 11時13分

エルゴもテクノライズも「雰囲気アニメ」じゃん。楽しめなかったからってこき下ろす必要はないよ。私はエルゴは楽しめてテクノライズは合わなかった。けど、どちらもありだと思う。なんでジョンは完全否定しちゃうかな。そのアニメのファンに「コイツ、いつも通りに判ってない独善バカ」と思われるだけなのに。

投稿: | 2008年8月17日 (日) 11時37分

押井さんはもっと物語の構成とか内容とかを煮詰めた方がいいと思う。
 彼は自分で(出版しなくとも)小説とか一度きちんと書いてみると映画などでももっと上を目指せるんじゃないかと思う。

投稿: | 2008年8月17日 (日) 15時45分

文句を言って良いのは、金を払って観に行った客だけ。
共有で観てる香具師は黙ってろ!


って言うんじゃないか?
押犬監督は

投稿: ( ´・ω・`)_且~~ イカガ? | 2008年8月17日 (日) 20時02分

まずもって質問者の発言が質問ではなく、自分の感想を言ってるだけだが

投稿: | 2008年8月17日 (日) 20時05分

エルゴもテクノライズも見たことがないのでわからないが、たとえば、パトレイバーに関しては同じような企画や番組が山のようにあった。
しかし、映画が何本も作られ、歴史に名を残すことが出来たのは、押井の手腕によるところが大きい。
たとえば、ボトムズやダグラムの高橋監督が、もっと映画制作に長けていれば変わっただろう。
パトレイバーも押井がいなければ、警察のモビルスーツの正義・悪人ごっこのTVアニメでしかなかっただろう。
イズブチや高田明美、伊藤和典らは、その後の仕事を見てもわかるように「普通のアニメ制作者」でしかない。

投稿: | 2008年8月17日 (日) 21時06分

セリフが長ければ知的ってわけじゃない
たしかに押井監督はオナニー臭が強すぎると思う

投稿: | 2008年8月17日 (日) 21時32分

>彼は自分で(出版しなくとも)小説とか一度きちんと書いてみると映画などでももっと上を目指せるんじゃないかと思う。

劇場版パトレーバー2の小説「TOKYO WAR」は一応、押井が書いてる。
なかなか面白かった……パトレーバーである必要はまったく感じなかったけどw

投稿: | 2008年8月17日 (日) 22時22分

イノセンスこそ至高
理解できないやつは哲学すこしは習ってみるといいよ

投稿:   | 2008年8月17日 (日) 22時36分

むしろ押井は確信犯だと思う。
東浩紀の押井批判を読んでないわけないし。

投稿: | 2008年8月17日 (日) 22時47分

エルゴプラクシーはグダグダだったけど、テクノライズは、ちゃんとまとまってたけどなぁ。
全話見てその感想だったらジョンの理解力か翻訳が劣ってるんだろう。

あと押井はこけおどしというより、同じテーマを大して掘り下げもせずに繰り返してる印象。

投稿: | 2008年8月17日 (日) 23時44分

同じテーマを大して掘り下げもせずに繰り返してるって、ほとんどのエンタメ作品に言えることじゃないの・・・

投稿: @ | 2008年8月18日 (月) 00時05分

>>彼は自分で(出版しなくとも)小説とか一度きちんと書いてみると映画などでももっと上を目指せるんじゃないかと思う。

> 劇場版パトレーバー2の小説「TOKYO WAR」は一応、押井が書いてる。

アヴァロンのノベライズも書いてるし、「注文の多い傭兵たち」も小説みたいなもんだしな。本当に何も知らないバカは困るな。

> 同じテーマを大して掘り下げもせずに繰り返してる印象。

掘り下げについていけてないバカ発見。

今年のカンヌの出品者が北野・宮崎・押井ってのは象徴的だな。この三人が日本の映画界のtop3って事だよ。ま、世界の水準に比べてどうかは別にして。

投稿: | 2008年8月18日 (月) 00時12分

>ユダヤ教やキリスト経のシンボル図像をこれでもかと押しつけてきます。

>少女が眠っている間に彼女の無垢を利己的理由で打ち崩す存在としてキリスト像を持ち出したりする作品を何かの寓話として崇める気にはなれません。

キリスト教そのものが「こけおどし」だと思うのだが。
聖書の内容も冷静にみればけったいな話もあるし。
神に一家惨殺され住処も追われ、それでも神を信じ続けた男に、神が偉い奴じゃと新しい嫁をあてがってやって めでたしめでたし、とか。
こんなもんにどれほど深い内容や教訓があると言うのか。
有り難げな磔像や天使像や宗教画などで徹底したイメージ戦略をしてきた宗教がこけおどしでは無いとでもいうのかこの質問者は。

まあ、よく解らんけど有り難そう、面白そう、と思わせるこけおどしやハッタリは必要なんよ、観る人に対しても、スポンサーに対しても。

投稿: かこ〜ん | 2008年8月18日 (月) 01時29分

>あいまいで思わせぶりな映画スタイルをわざと前面に押し出すことで高尚な思想が底にあるような気にさせようという魂胆や、人間の内面にせまる薀蓄や哲学的テーマを扱っているので単純明快な表現ではとうてい伝えられない/伝えるべきではないといわんばかりの思わせぶりな演出がみえみえです。

ジョン先生のおっしゃる通りです。
押井さんの作品もこれに当てはまると思うけどなあ。

投稿: | 2008年8月18日 (月) 01時38分

曖昧で思わせぶりでも、表に見えない裏設定とか深読みすれば読み解けるものはこけおどしとは言わないと思うよ。

本当のこけおどしってのは思わせぶりで中身は何にもない、完全なハッタリのことでしょ。答えの出ないテーマを扱ってるからこけおどしって意味わからないんだけど。

投稿: @ | 2008年8月18日 (月) 01時42分

劇場版がパトレイバーらしくないというけど
押井だってヘッドギアの中心人物の一人な件について。

ゆうきまさみスタイルだけが正当派と思ってる輩が多いから困る
レイバーの存在は未来を感じさせる為の背景の一種であり、あの渋い警察ドラマこそが押井が考えていた本来のパトレイバー
テレビシリーズやOVAの押井が担当した回を見直す事を勧める
すでに2のパイロット版みたいな話が沢山あるから

投稿: | 2008年8月18日 (月) 03時00分

確かにアート気取って、意味不明でグダグダな映像と台詞の羅列に終わってる作家は多いけど
押井の場合はジョンも言う通り、確信犯だから。その辺の絶妙な差を感じれるか感じれないかで、評価は2分するだろうね。

スカイクロラは、いつもの思わせぶりな押井節、冗長かつ独特な台詞回しが無かったため、ドラマ部分が逆にテンポ悪く感じたな、何か物足りない。
やっぱ哲学や聖書の引用ださないと駄目だ

絵造りも甘い。あの程度の絵造りなら新海 誠やハリウッドでも出来る

良作だったと思うが、生粋の押井ファンにはスカイクロラはヌル過ぎる

投稿: | 2008年8月18日 (月) 03時11分

で、質問はどこに

投稿: | 2008年8月18日 (月) 04時54分

>あの程度の絵造りなら新海 誠や

写真の加工野郎にはできないって。

投稿: | 2008年8月18日 (月) 05時19分

>>あの程度の絵造りなら新海 誠や
> 写真の加工野郎にはできないって。

俺は押井ファンだが、新海も好きだ。あの画面が写真のトレースだとして、それが見る側に感動を与えうることが出来るかどうかが問題であって、俺は素晴らしいと思った。

ところで、ジョンの新海に関するコメントを聞いてみたいな。何かのついでに触れたんじゃなくて、どう思うかとかな。

投稿: パヴァーヌ | 2008年8月18日 (月) 08時38分

Ask Johnを「makoto shinkai」で検索するといくつも出てきます。でも新海作品について総括的に回答したことはなさそうですね。
http://www.animenation.net/blog/?s=shinkai+makoto

質問文にまとめてくだされば英訳してジョンに送ります。今回の押井こけおどし論争にからめて質問すると採用率があがりますよ、きっと。

投稿: CC | 2008年8月18日 (月) 09時57分

テクノライズに哲学的な雰囲気なんてあった?
普通にグロヤクザSFとして見てたけどなぁ。
どこで哲学物だと思ったのかわからんよ。

投稿: | 2008年8月19日 (火) 18時45分

テクノライズは中身はどうあれ、視聴者には哲学的な含みを期待させる演出をしていた。
前半の7話ぐらいの間だれもキャラが話さない、とかね。
それを踏まえると雰囲気アニメとして失敗したから途中でヤクザアニメに変更したという方が的確だな。

投稿: | 2008年8月21日 (木) 18時13分

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