娘の代わりに人形をあやす母親がANIMEやMANGAによく出てくるのは
質問
ANIMEやMANGAでは何度も出てくるのですが、心を狂わせた母親が人形を自分の娘と思い込む話を見かけます。私自身は『エヴァンゲリオン』『ゼロの使い魔』『風の谷のナウシカ』(の原作マンガ)でそれぞれ一回ずつ出くわしました。これはどうしてですか。
回答
踏み込んで論ずる前に断っておきますが、以下は推察に基づいての回答になります。精神錯乱をおこした親が自分の子どもの代わりに人形に愛情を注ぐという設定がANIMEでときどき出てくる理由となると、私には分かりません。何か文化的背景があるのかもしれませんが、それも私にははっきりしません。考えられる理由は二つあります。
第一の理由。人形を自分の子どもと思い込む親というのは、要するに気狂いなわけです。狂気や精神的な深い傷を表現するには効果的かつ効率的なのです。その人物の性格をてっとりばやく具体的に提示できます。作り手側にとっても視聴者にとっても便利なのです。
第二の理由。親が子どもの代わりに何か他のものを抱える姿は異様で親として病的に映ります。とりわけ日本の視聴者にはショッキングなのでしょう。私達の感覚では、親が子どもの面倒を見るのは大学生になるまでというのが常識ですが、日本だと大学を出て社会人になるまで親が支えてあげるのが普通です。母親がわが子を放り出す姿はどんな文化圏でも痛ましく映りますが、米国では子どもは自ら両親から離れていくのをよしとする一方で、日本は子どもをもっと長く手元に置くのをよしとします。そんなわけで親が子どもを突き放す姿は日本の視聴者には驚きで衝撃的なのだと思います。
What's the Meaning of Replacing Daughters With Dolls?
訳注 小林秀雄に「人形」という随筆がある。ああいう感性はアメリカ人にはないのだろうか…
| 固定リンク
トラックバック
この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/183441/40146985
この記事へのトラックバック一覧です: 娘の代わりに人形をあやす母親がANIMEやMANGAによく出てくるのは:




コメント
まあ第二はおいといて第一は納得できる
投稿 | 2008年2月16日 (土) 22時32分
どんな質問でもそれなりに考えて答えてくれるのはすごいなぁ
答えに納得するかどうかは置いといて
投稿 | 2008年2月16日 (土) 22時35分
てゆーか、『ゼロの使い魔』のタバサの過去話はナウシカ原作のクシャナそのまんまだろ
投稿 | 2008年2月16日 (土) 22時43分
なんか元ネタがあるんだろうけど
実際の症例とか
アトムとかもある意味そうじゃない?
投稿 | 2008年2月16日 (土) 23時14分
お婆さんがベビーカーを引いているので、見てみたら乗ってるのが人形だったことがある。
痴呆 人形 とかでググってみても、そう珍しいことじゃないっぽいね。
投稿 | 2008年2月16日 (土) 23時20分
ショッキングってほどでもない気が
投稿 | 2008年2月16日 (土) 23時27分
人より人の形をしたものを愛する人形愛をテーマにした文学なんて、西洋でも日本でもたくさんあるわけで、質問者に特段文学的素養が無かったというだけでしょう。しかし、ジョンも大変だな。
投稿 | 2008年2月17日 (日) 00時00分
この手の質問をするやつが多い 俺はその点が驚きだ
投稿 | 2008年2月17日 (日) 00時37分
そんなことを考えたこともなかったけど、確かに多いかも。
それこそ、氷川瓏(大正生まれの作家)の頃からあるイメージだし。
これが海外において「異質」に感じるイメージだとすれば(外国人が、母親の「狂気」と「愛情」を表現する上で人形を用いることに違和感を感じるのだとすれば)、日本人特有の観念である可能性もありますね。
(違和感を感じないということ→単に子供の遊び道具以上の宗教的かつ文化的背景が、日本人にはあるのかも知れないということ)
もちろん、穿ち過ぎ(笑)かも知れませんし、いろいろ調べてみないとわかりませんが(ちなみに、私は調べるつもりはないけど)。
投稿 さとー | 2008年2月17日 (日) 00時42分
>私達の感覚では、親が子どもの面倒を見るのは大学生になるまでというのが常識
言う事とやっている事は別で、実際は日本と同じみたいだけどね。
就職の面接に親が付いてくるらしい。
投稿 | 2008年2月17日 (日) 00時43分
>それこそ、氷川瓏(大正生まれの作家)の頃からあるイメージだし。
大正か!けっこう元ネタは古いんだな。
「母親」「かわいそうな話」のキーワードから
昔の少女小説あたりが元ネタか?と思ってはいたけど。
この手の表現は、過去の有名作品が下敷きになってる事がけっこうあるね。
時代劇で信長が南蛮鎧着るのとか。
>就職の面接に親が付いてくるらしい。
初耳だが、それは一般的に行われているの?
かなり特殊な例じゃないか?
投稿 | 2008年2月17日 (日) 01時28分
エヴァとゼロ魔に関してはナウシカからで間違いないだろうな。
投稿 | 2008年2月17日 (日) 01時32分
正味一作品だけだね…
宮崎駿はどこからこの知識を得たのですか?
で良くないかな。
で精神医学系の本じゃないの。
はい、おしまい。
投稿 | 2008年2月17日 (日) 01時53分
多分元ネタがあってそれが定着したんだろうね。
投稿 | 2008年2月17日 (日) 02時14分
もし日本にそういう事例が多かったとしたら日本特有の記号文化が影響してる気がする。
投稿 | 2008年2月17日 (日) 02時16分
米では大人になったら一人で生きろてのが普通なんだろうけど、
それと人形の話は別だ(w)
投稿 . | 2008年2月17日 (日) 02時47分
要するに気狂いというのは味気ない言い方だね。質問は仕方なくてもこの回答はフツーに間抜けだ。人形というキーワードを子供の遊びと捉えているだけ?デカルトだって死んだ自分の(女中に生ませた)娘が亡くなった後、そっくりに作らせた人形を抱いて船旅に持っていったエピソードがあるじゃない。別に日本固有の描写じゃない。
一つの作品にはそれだけいろいろな要素が散りばめられている、いろいろ広げていくこともできるかもしれないのに、こんな勝手な解釈で止まったら残念だよ。
子供の自立うんぬんも質問内容からピントがずれてないσ(・_・)?親への依存がいい年しても続くってのはホントでも、環境も育て方も生活を築くための事情も違うのだからさ。それに、学生に学校の掃除もさせない=公衆道徳を育てないアメリカの大半の学校とか、自分なんかはへー(さすが階級社会)とか思っていたけど。やっぱりそれぞれ感じ方が違う。
投稿 | 2008年2月17日 (日) 05時32分
Johnの言ってる就職まで面倒を見るっていうのは
学費に加え生活費や遊興費などの経済的援助を暗に含んで言ってるんじゃないかな。
今の時代はどうだか知らんけど。
投稿 | 2008年2月17日 (日) 07時25分
人形の声が聞こえるっていう人もいるしな。
愛用が過ぎて孫のかわりになった動物の人形を獣医に持ち込んだ婆さんもいたとか。
それでも癒しになってるならいいんじゃないか。どうしようもない不可避の事に対して癒しになってくれるものなんかほんの少ししかないんだし。
投稿 | 2008年2月17日 (日) 07時34分
しかしジョン君、お子様質問にも丁寧に答えてるね。これで、知ったかぶり&開き直りサブ野郎じゃなかったら愛せるんだけどね。
投稿 | 2008年2月17日 (日) 07時39分
すこぶるどうでも良い質問ばかりだな。
こういうシーンやセリフや人物がANIMEによく登場しますが何故?なんて聞かれてもそういうものだからとしか言えないだろ。
ANIMEの発想は安易だねHAHAHA!とでも言いたいのだろうか。
じゃあアメリカ映画でマッチョのフットボーラーや楽しくキャンプに来てる大学生が真っ先に死ぬのは何故って聞いたら、お前ら答えてくれるのかと
投稿 | 2008年2月17日 (日) 08時17分
こけしって子消しが語源で、死んでしまった子供の悲しみを紛らわせるものだって説、あるよね?
(Wikipediaでは都市伝説ってことになってるけど)
投稿 | 2008年2月17日 (日) 09時17分
最近はアメリカでも親の保護期間が長くなったと聞くけどね
パソコンの影響か内向的で自宅に篭もりがちな学生が増えて、
親の方も最近は物騒だからと我が子を自宅に置きたがる、と
投稿 | 2008年2月17日 (日) 12時39分
つまり、認識は破壊されてしまったが決して愛情が破壊されてしまったわけではないと言うのを痛ましく表現していると言うことだと思うが…
投稿 | 2008年2月17日 (日) 13時57分
お菊人形の伝承のような背景がないと理解できないと思う。子どもが使っていた人形には子どもの魂がこもっていると考える親は、昔は多かったはずで。もともと人形は「ひとがた」であり、分身だったわけでしょう。流し雛で災厄をはらうように。
宗教的背景じゃないかな。偶像崇拝が形式だけとはいえ禁じられている宗教からは派生しづらい概念。
投稿 | 2008年2月17日 (日) 14時03分
狂人と人形ってアニメに限らずスタンダードだと思うけどなぁ。
海外ではそうでもないのか?
まあ、たった一人こういう質問者がいるからって決め付けるもんじゃないとは思うがね
投稿 | 2008年2月17日 (日) 15時08分
親が狂ったことと、それ(あるいは狂った原因)によって実の子供とのそれまでの関係性が断絶したことを同時に分かりやすく表現出来るから使われやすいんだろうなーと思ってた。
投稿 | 2008年2月17日 (日) 15時49分
ツイン・ピークスには、丸太を赤ん坊のように抱っこしているおばさんがいたな。アメリカではデフォルトじゃないのか?こうゆうキャラ。
投稿 | 2008年2月17日 (日) 15時50分
質問者はどんな描写なら納得できるんだろ
投稿 | 2008年2月17日 (日) 16時44分
>まあ、たった一人こういう質問者がいるからって決め付けるもんじゃないとは思うがね
かもしれないけど、AskJohnって、ジョンのとこに寄せられた質問の中からジョンが選んで答えてるんじゃないの?
としたら、色々寄せられてる質問の中からジョンが選ぶのは「これはこっちのヲタクには分かりにくくて仕方なかろ」とか「これは日本のorアニメの特色」とか、『取り上げる価値がある』(それと『自分に何とか答えられる』)と(無意識にでも)思ったからだろうと想像するのは無理があるかな?
つまり、一人妙なことを気にする奴がいただけと見て妥当かどうか…?
投稿 | 2008年2月17日 (日) 17時20分
○○がANIMEやMANGAによく出てくるのは
っていうのは、単純に質問者がANIMEやMANGAしか見てないってことだろ
別にアニメ漫画に限らずなのにアニメ漫画が知識の全てなのでそれを特別なことだと勘違いする
日本人でもいるじゃん、○○は××が元ネタだとか、××のパクリだとかいう奴
有名な文学作品が元ネタだったりするのにアニメしか知らないからそれが元だと思い込む
投稿 | 2008年2月17日 (日) 19時05分
こけしって水子供養のためだと思ってたけど、あれって都市伝説なのか。
投稿 | 2008年2月17日 (日) 19時17分
他にも、女性が自慰用の道具として使い男がいらなくなって子供ができなくなる、だから子消し、という説もある。古い郷土玩具だから本当のところは分からない。
ところで今回、何度もと言いつつ三つしか実例がないんだから、そもそも質問自体に統計的な意味はない。印象論なんだからとりあげる必要もない。
なんでこんな質問一々取り上げるのかね。
投稿 | 2008年2月17日 (日) 19時36分
2. ごくまれな反例をとりあげる
投稿 @ | 2008年2月17日 (日) 20時26分
母親が人形をわが子ようにかわいがってる図
は見た目が不気味以上に子供の立場に立つと、
私は人形にも劣るのかい
って感情も生まれるので、その辺りも含めて
の演出ではないかと。
投稿 | 2008年2月17日 (日) 20時28分
まぁ、西洋だと月をもち出した方が解り易いのかもね。
投稿 | 2008年2月17日 (日) 21時02分
嫌いな奴の事を想いながら、藁人形の心臓に釘を打ちつけるとか
雛人形とか
日本には元来人形に念や想いを込める風習がある
【人形】って漢字もそのへんをよく現してる
投稿 ながせ | 2008年2月17日 (日) 21時50分
>つまり、認識は破壊されてしまったが決して愛情が破壊されてしまったわけではないと言うのを痛ましく表現していると言うことだと思うが…
ジョンの説明だと「ただの気狂い」で片付けられちゃってるけど、こちらの説明の方が的を得てる感じだね。
特に原作ナウシカのエピソードには、こちらの説明の方がふさわしい気がする。
冷徹で非情な人間に見られがちなクシャナだけど、原作4巻の絶望的な状況で、部下を抱えて子守唄を歌う姿を見てると、やはりクシャナにとっての心の支えとは「壊されてしまったが、それでも残っていた母親の愛情」だったんじゃないかな?と思うよ。
それに対してエヴァのアスカは、その「残っていた母親の愛情」に気づく事が出来なかったんじゃないか?それに気づく事が出来たのは、地底湖の底でだったんじゃないかな?気づく事が出来たから、エヴァは再起動できたんじゃないかな?
まぁ妄想ですけどw。妄想って楽しいネ
投稿 | 2008年2月18日 (月) 00時49分
まあ、ジョンは個別の作品の話をしているわけでも、妄想を押し付けているわけでもないしね
投稿 | 2008年2月18日 (月) 04時38分
三つとも全然接点の無いアニメじゃねーか。
アニメの見すぎだ自重しろ。
投稿 | 2008年2月18日 (月) 07時51分
俺たちだって人形に病的な愛情を注いだりするだろう
そういうことさ
投稿 | 2008年2月18日 (月) 11時39分
質問者もそうだけど、John 氏もアニメばっかりで西欧文化に詳しくないのか?
(日本に来たばかりのアメリカ人のほうがオレより日本の古いことに詳しくて、自信が崩壊した事があるんで、人のことは言えないが)
投稿 g.a | 2008年2月18日 (月) 14時04分
実際には狂ってるわけじゃない
アニメでの表現としては狂ってる事の証明みたいな使われ方だが
投稿 | 2008年2月18日 (月) 15時07分
もう全部WaBiSaBiでいいよ
もの悲しいイメージが沸くから。FA
投稿 | 2008年2月18日 (月) 16時36分
人形じゃなくても、ペットに病的な執着を持ってる人って居るよね。
投稿 | 2008年2月18日 (月) 19時14分
質問者もJohnもヤン・シュヴァンクマイエルの『オテサーネク 妄想の子供』でも観たらいいと思うよ
「壊されてしまったが、それでも残っていた母親の愛情」と言うよりは「何かが壊れた(エゴとか、暴走した)母親としての愛情」かもしれんが
人形へ壊れた愛情を注ぐ母親ってのは、ヨーロッパでも別段珍しいモノではないと思われるんだがなぁ
投稿 | 2008年2月18日 (月) 19時20分
>「何かが壊れた(エゴとか、暴走した)母親としての愛情」かもしれんが
なるほど、そういう見方も有るか。ただ、その場合質問に上げられた作品にどう絡むか?というところが問題になりそう。
登場人物の母親と言う事であれば、当然その人物の価値観なりや倫理観といった物に影響を与えそうだし、作品そのもののテーマにも影響を与えそうな気がする。当然解釈にも影響がありそうだしね。
「ゼロの使い魔」は申し訳ないけれども見ていないので分からないのですが、良ければあなたの解釈を教えていただけると助かります。
投稿 | 2008年2月18日 (月) 19時45分
>俺たちだって人形に病的な愛情を注いだりするだろう
実は一番核心をついている件(をい
投稿 なにかというと(ry | 2008年2月18日 (月) 19時52分
狂気と同時に親子関係に対しての皮肉と哀しみを表すことの出来る秀逸な表現方法だと思うけど
こればっかっていうのは確かにどうかと思う
ゲームでもテイルズオブシンフォニアとかあったね
投稿 | 2008年2月19日 (火) 12時29分
てっきりシャーマニズムとヒトガタの話から人形に持ってくかと思ったけど違ったw
古代から人を模したものに喜怒哀楽の情を移し、象徴ではなく特定人物の代わりとして見る文化が日本には云々だとかそっち方向の話として片付けると思ったけど、
全然違って俺間抜け
まぁ「何故人は良くされた時にお礼を言うのですか?」みたいな質問で
質問するほうもほうだけど、答える方もよくやるなーとまず思ったけどw
投稿 | 2008年2月20日 (水) 23時08分
考えてみると「sola」と「魔法少女リリカルなのは(第一期)」はこのモチーフをさらに一歩進めた、という内容だった気もするな……。ネタバレなんで詳しくは書けないが。
なにも「イノセンス」とかのオサレアニメばかり俎上にあげることはないか。
投稿 | 2008年2月21日 (木) 19時35分
子供の頃、時々そんなおばさん/おばあさんを見ることがあって、何とも言えない狂気のようなものを感じて怖かったのを思い出すなあ。
投稿 | 2008年2月22日 (金) 03時58分
心理学でありそうじゃん。
「死んだ」と認識するにはあまりにも悲しすぎるから、自己防衛として代替物に意識をすりかえたりするみたいな。
そういう心理の存在そのものがわからないってことなのか、それともそういうことをアニメで多用するのがなぜなのかがわからないのか、それがこちらにとってはわからない。
猿だって、死んでミイラになりかけで見る影もない自分の子をいつまでも抱えてたりする。
あれと同じようなことじゃ?
なんで日本人はよく泣くのかっていう話題で、悲しみ以外でも、感動したり嬉しいだけで涙が出るものだってことすらわからないようなコメントもあったし、情緒が薄いのだろうか。
涙を出すのも、その感情の波に圧倒されるストレスをリリースするためだし、これも同じように防御反応ってところだろうけど。
投稿 あ | 2008年2月22日 (金) 23時41分