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2007年11月15日 (木)

『デスノート』を始め、もっと続けられる話なのに続けないのはどうして

質問

『デスノート』がまさにそうでしたが、大人気ヒット作なのにさっさと完結してしまうことがあるのはどうしてですか。もっと長く続けられると思うのに。

回答

自分のお気に入り作品がずっとテンションをおとさず続いてほしいと願うのはファンなら自然な感情です。面白い作品と出会えば、もっと続きが読みたい観たいと考えるのは当たり前です。劇中キャラクター達にすっかり馴染んだり、物語世界にどっぷりはまり込んだりすると、そのままずっと一緒にこの世界にいたいと誰でも思うようになります。それにアメリカン・アニメーションやアメリカン・コミックスに慣れた人だと、物語はどこまでも続くし続くべきだと自然に思い込むようになります。スーパーマンやチャーリー・ブラウンやバッグス・バニーは決して歳を取らないし、物語も決して終わらず続いていきます。日本にもそういう永続的なキャラクターはいくつも存在します。ドラえもんや野原しんのすけは決して歳を取らないし、物語も終わらず続きそうです。だけど『デスノート』『るろうに剣心』『犬夜叉』『美少女戦士セーラームーン』等の人気シリーズには結局最終回があります。続けようと思えば続けられたはずですが、そうはなりませんでした。

愛着ある物語が完結するからこそ、その作品への愛情が高まるとも言えます。もっとも、そう自覚しているMANGA読者やANIME視聴者はあまりいないのですが。優れた物語性をそなえた作品なら物語も優れて独特になります。思わず引き込まれるような物語には、登場人物が自ら動き出して決断や行動をするかのような自然さがあります。作者の一時の思いつきや読者・視聴者の要望に沿ってではなく、劇中の状況が物語に沿って自然に動いていったり、劇中人物が自らの意思で行動したりするゆえに色々な事件や出来事が物語世界内で起きていくわけです。作者が予定していた方向に物語が進んでいかないことはよくあります。どうしてそうなるのかというと、物語を描き進むにつれて主人公達が自ら命を持つようになって、物語の続きは彼ら彼女ら自身の意思で決まるからです。

アメリカン・コミックス/アニメーションは普通、大クライマックスや最終回をあえて避ける作りになっています。登場人物はあくまで作者の組み立てた物語の枠に収まるチェスの駒であって、各キャラが自らの意思で動き出したりして、その結果作者の思惑と異なる別の、だけど自然な結末に至るようなことはあまりありません。アメリカン・コミックスやアニメーションはあまり魅力がなくて面白くないと断言するつもりはありませんが、『デスノート』を筆頭に、読者や視聴者が高く買うある種のMANGAやANIMEには実在感があって魅力的、それも作者の神の手から離れて存在感がある登場人物、それから必要もないのに話が延々引き伸ばされている感じがしない自然な物語性があります。どうして『デスノート』があんなに高く評価されているのかというと、物語が無理のないペースで進んでいくだけでなく、クライマックスに向けて自然に盛り上がっていくからです。その意味で言えば、至るべくして至った結末を乗り越えて物語を進めるのは物語の完成度を踏みにじる行為であり、その作品本来の魅力を大いに損なってしまいます。話を続けるのが可能だとして、そうするのが果たして正解なのでしょうか。結末に至れば物語は終わります。登場人物達はその後も生き続け、物語世界は存在し続ける場合であっても、物語そのものはそこで終わったのであれば、作品自体もそこで自然に結末を迎えるのです。

作者側の気持ちも無視するわけにはいきません。語りたいと思った物語を語りきったのであれば、読者や視聴者は作者による完結の判断をそれなりに尊重するべきです。(言うまでもないことですが、重度のファンが原作者に物語の続きや主人公達のその後を描いてほしいと訴えるのは十分アリだし、ファンが自分で続編や姉妹篇を色々な形で制作するのもアリだと思います) 迎えるべくして迎えた結末の後にさらに話を続けても、かんばしくない結果になることがあります。『ドラゴンボールZ』のTVシリーズは鳥山明の『ドラゴンボール』の原作MANGAに沿った結末を迎えましたが、東映アニメーションはこれのANIME放映を終わらせたくないと考えました。原作MANGAをきっちり終わらせた鳥山明と、物語を続けたいと考える東映アニメーションとの間で話し合いがもたれ、その結果妥協案として作られたのが、あの悪評ぷんぷんの『ドラゴンボールGT』でした。似た例を挙げると、スタジオ・ディーンは『るろうに剣心』は志々雄真実(ししおまこと)の話で終わらせるつもりでいて、実際に最終回が制作されたのですが、そこに制作続行の判断がなされた結果作られたのが、各国で酷評を浴びたあの続編と(訳注)、有終の美を汚す結末でした。

MANGA、ANIMEともに物語が完結するのは必ず理由があってそうなるのですが、その理由が読者や視聴者には分からないままのことも時にはあります。大抵の作品は続けようと思えば続けられるし、風呂敷を広げようと思えばできます。だけどそれが最善の手ではないこともあります。本当に優れたANIMEやMANGAは至るべくして至った終わり方をよくします。そういう終わりを迎えるのに何年もかかる作品もあれば、実にあっさりクライマックスを迎える作品もあります。自然な終わり方ができた物語については、読者や視聴者は作品としての完成度をこそ尊重すべきであり、そして味わうべきです。ここはむしろ前向きに考えましょう。続きを期待しているのに作られないと嘆くのではなく、優れた作品と出会えて良かったと受け止めるほうがずっと健全なのです。

Why Do Series With Endless Potential Finish so Quickly?

訳注 原文には「クリスチャン・ストーリー」とあるのですが、どういう意味でしょうか。訳者はANIMEの『るろ剣』後半は未見。

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『デスノート』を始め、もっと続けられる話なのに続けないのはどうして(Ask John ふぁんくらぶ)アメコミは作品の権利を始め、ストーリーの方向性などすべてのイニシアティブを会社が持っているので、人気が続く限り作家を変えながら半永久的に続きます。ベルセル...... [続きを読む]

受信: 2007年11月18日 (日) 23時02分

コメント

1!

投稿 | 2007年11月17日 (土) 21時56分

いいこと言うなあ

投稿 | 2007年11月17日 (土) 22時00分

>悪評ぷんぷんの『ドラゴンボールGT』
正しくは悪評「ふんぷん」です。

投稿 | 2007年11月17日 (土) 22時02分

るろ剣はアニメオリジナルの騎士と戦うアホなシリーズがあったな・・・

投稿 | 2007年11月17日 (土) 22時04分

質問者はいかにもアメコミ読者なのかね。不思議なのは、アメコミ読者は永遠に終わらないアメコミの世界をエンジョイしてるのに、日本の永遠に終わらないアニメの多くを楽しめないこと。今のところ楽しめてるのはnarutoくらいのものだろ。

投稿 | 2007年11月17日 (土) 22時05分

普段なら「アフィ乞食哀れ(笑)」とか思うところですが
このblogは昔からずっと読んでて楽しませてもらってるので
ナイトウィザードDVDの初回限定版2~7を買っておくよ!
お大事にね。

ちなみにるろ剣オリジナルは西洋風の黒騎士団と戦ったり
魔法(風水と呼んでたが)で森を吹き飛ばしたり
既に何のアニメなのかわからない展開でした。

投稿 a | 2007年11月17日 (土) 22時13分

外人さんはよくこういう事言ってるよね
1クール2クールの綺麗に纏ってる作品でも、このアニメの唯一嫌いな所は短すぎる事だ~とか、ナルトみたいに100話以上続けばいいのに~とか
そのくせDBのジョークみたいなのもあるんだから作る方も大変だな

投稿   | 2007年11月17日 (土) 22時13分

>続きを期待しているのに作られないと嘆くのではなく、優れた作品と出会えて良かったと受け止めるほうがずっと健全なのです。

その通りだな

投稿 | 2007年11月17日 (土) 22時15分

俺もるろ剣のオリジナルは途中で興味なくしたけど、天草四郎の子孫か何かが出てたんだっけ?
だからクリスチャン・ストーリーなのか?

投稿   | 2007年11月17日 (土) 22時21分

ジョンが言うように始まりがあって終わりがある方が、話としてバランスがとりやすい気がする。
いつ終わるのか分からないと、どう話を展開すれば良いのか分からなくなるよね。

投稿   | 2007年11月17日 (土) 22時23分

全体を通したストーリーを終えることはできる(らしい)が、
一話完結の話を作って続けようと思えば続けることもできる。
で、続いている。

名探偵コナン。

投稿 | 2007年11月17日 (土) 22時35分

デスノの2部のように蛇足のある作品の方が多いよ・・・

投稿 | 2007年11月17日 (土) 22時43分

多分天草編のことだな
なぜか一子相伝の飛天御剣流を使うオリキャラが現れる

投稿 | 2007年11月17日 (土) 22時55分

悪評ふんぷんたる
というのが正しい日本語だと思います。
悪評ぷんぷんは誤用です。

投稿 | 2007年11月17日 (土) 22時58分


既出のツッコミを繰り返しても痛いだけやで

投稿 | 2007年11月17日 (土) 23時04分

デスノの二部はつまらなかっただけで蛇足ではないだろ。
一部だけでは完結してないんだから。

投稿   | 2007年11月17日 (土) 23時05分

GTあれはあれで結構面白かったって俺はたぶん異端なんだろうな・・

投稿 | 2007年11月17日 (土) 23時43分

>1クール2クールの綺麗に纏ってる作品でも、このアニメの唯一嫌いな所は短すぎる事だ~とか

向こうの人はリアルタイムに見ずにまとめて一気に見てしまうことが多いだろうからね。
1クール6時間未満を週末一気に見て面白かったら、もうこれで終わりなの?と思っても不思議ではない。

投稿 | 2007年11月18日 (日) 00時02分

訳者さん乙

質問者の気持ちはよく分かる。
でも、だらだら続けて良くなった作品って殆どないよな。
ぐだぐだになりながら続けられて嫌いになるより、もっと読みたいと思うくらいの方が丁度いい。
ワンピも昔は面白かった…。

投稿 | 2007年11月18日 (日) 00時29分

名探偵コナンはあれだけ長期連載していてよくネタが思いつくなと感心する(トリックはほとんど似たようなもんだけど)

投稿   | 2007年11月18日 (日) 00時52分

俗に言う”降りる”ってやつだね。アメは完全分業だから無理だし、そんな概念自体消えているかもね。

デスノートはあれ以上延ばしようがないわな。2部が不評みたいだけど、私は十分楽しめた。主人公がノートによって死ぬ結末は予想がついてた人が多い中、あそこまでやりきったのはやっぱり凄い。

投稿 | 2007年11月18日 (日) 00時59分

「続けられる」というが、ダラダラと「続くだけ」の話に何の面白みがあるのやら。
ストーリーが展開して大枠の物語に影響を与えれば、嫌でも話は終末に向けて近付いていく。当然じゃないの。

投稿 | 2007年11月18日 (日) 01時22分

「アメコミのストーリーは終わりがない」って書き込みを見て、昔やってた警察モノ実写ドラマの「ヒル・ストリート・ブルース」を思い出した。

毎回署でのブリーフィングからOPのパトカーが次々に出て行く画につながって、毎回ラストは夜のパトカー内での会話シーンで終わる。

偶然TVのスイッチ入れた時にコレが放映されてたりすると、毎回同じ話を見てる気分だった。

投稿 | 2007年11月18日 (日) 01時27分

週刊ジャンプの方針で打ち切りたくもなかったのに打ち切られた作品(「シャーマンキング」「ヒカルの碁」「デスノ」もそういう作品)や、読者受け狙って無理やり物語の方向性を変えられた作品(「遊幽白書」とか)のことを触れてない。

投稿 とくもと | 2007年11月18日 (日) 01時42分

>原作MANGAをきっちり終わらせた鳥山明

なんかこの言い方だと原作DBが引き伸ばしもなく美しく終わったみたいに感じるな。
ぶっちゃけた話、DBは原作自体が完全な引き伸ばし漫画だしGTはその引き伸ばしが少し伸びただけだろ。

投稿 | 2007年11月18日 (日) 01時52分

>質問者はいかにもアメコミ読者なのかね。不思議なのは、アメコミ読者は永遠に終わらないアメコミの世界をエンジョイしてるのに、日本の永遠に終わらないアニメの多くを楽しめないこと。

アメコミのスーパーヒーローものの場合、完全分業体制だから作り手が次々と入れ替わる。さらに他のヒーローとクロスオーバーしてストーリーを展開させたり、パラレルの世界観を舞台にしたエルスワールドもののストーリーを作ったりしてキャラやストーリーにいくつものバリエーションを持たせてマンネリ化を防いでいる。
それに対して基本的に一人の作者が作っている日本の漫画はアメコミと違って一本筋は通ってるけど一度話が詰まらなくなって来るとそこから挽回する事はまずないからね。

投稿 | 2007年11月18日 (日) 02時13分

まぁ日本の漫画もアシスタントは言うに及ばず、編集という人達が一緒に話考えてるんだけどね。人気作品だったら10人以上にもなる組織だし。

投稿 | 2007年11月18日 (日) 02時25分

ナルトのアニメは無理やり引き延ばして批判されてなかったっけ

投稿   | 2007年11月18日 (日) 02時33分

>『ドラゴンボール』の原作MANGA
サイヤ人来襲で終わっておけば
名作だったのに……

「まだまだもうちょっとだけ続くんじゃ」
っていつまで続ける気なのかと

投稿 | 2007年11月18日 (日) 03時44分

完結して無いのに続きが出ないよりはるかにましだろう。
ああ、俺の待ってるアレとかアレとかアレの続編はいつになったら発売するんだ・・・

投稿 | 2007年11月18日 (日) 04時32分

るろ剣OVAはよかったんだがな

投稿 | 2007年11月18日 (日) 06時14分

製作方法の違いも大きいよね。アメコミは脚本と作画が分業だからどのパートも代替可能だけど、多くの漫画は作者と担当編集者の二人三脚で作っていて、担当編集の代替はきくかもしれないけど作者のモチベーションが下がったらどうしようもないシステムだし。さいとうプロとか分業制を採用している所はいつまでも続いてるし。

個人的にもダラダラ続くよりは丁度いい所でちゃんと終ってくれた方が気持いい。アメリカのドラマに顕著だよね、人気あるからダラダラ続けて最後グダグダになって打切りみたいに終るパターン。

投稿 | 2007年11月18日 (日) 07時06分

デスノは半分でいいよ・・・

投稿 | 2007年11月18日 (日) 07時32分

ジョンがいい事言ってるなあ。
そうそう。引き伸ばして駄作化するくらいなら、きっちり終わらせるのが良。

だいたい、マンガや小説と違って、アニメは鑑賞するのに必ず一定の時間を食われる。
100話とか続かれたら、いくら面白いと言われてても手を出すのをためらわざるをえない。
短編は1クール、長編でも4クールくらいで終わらせるのが良。

投稿    | 2007年11月18日 (日) 08時40分

20~30の間で終わらせるのが一番いい

投稿 | 2007年11月18日 (日) 09時46分

「終わり良ければ全て良し。」
日本の諺

投稿 | 2007年11月18日 (日) 10時49分

サイヤ人襲来だって引き伸ばしの結果だしな
悪いことばかりではないよ

投稿   | 2007年11月18日 (日) 11時04分

不思議なのは,漫画の場合は海外ドラマ同様に編集が終わらせてくれない,無理な引き延ばしがあるのに
アニメに関してはそれが少ない事.

ゴールデンタイムで放送しているアニメに関しては引き伸ばし・続編が多い気がする.
深夜アニメになると少なくなるのは単に人気が出ないからか,収入モデルが違うからか.

投稿 TM | 2007年11月18日 (日) 11時44分

るろ剣ももっとアニメ続けたきゃ原作に沿った人誅編やればよかったのに

投稿   | 2007年11月18日 (日) 12時04分

人誅編は原作がたまってなかったんだよ
オリジナルでコケなければ人誅編やってた可能性は高い

投稿   | 2007年11月18日 (日) 13時03分

アメコミで言えば、日本なら最終回っぽい事をやっても後になかったことになるからなぁ。
普通、『実は初期に会った未来人に頭を弄られていて仲間を死傷させて悔いて死亡』とか『人類とミュータントの共存共栄を、とか唱えていた人が無理だったと暴走』したら作品は終わりだろ。
そこらへんは外人さんは無視かい。

投稿 | 2007年11月18日 (日) 13時22分

前に見た雑誌で
「鳥山明は意外に結構楽しんでドラゴンボール描いてた説」って記事がありましたけど
じっさいどうなんでしょう

投稿 das | 2007年11月18日 (日) 13時41分

アメコミは設定のキャンセルなんてザラだからなぁ・・・。
死人が当たり前の様に生き返るし。
死んだところで「ハイハイ、どうせまた生き返るんだろ?分かった分かった。」と、感動もにべも無し。
それが長く続ける秘訣でもあるけれど、読者が離れる原因でもある。

投稿   | 2007年11月18日 (日) 13時43分

鳥山明の本心はもちろんわからないけど、本人は後半の展開について否定的とする根拠もないし
○○編で終わりにするつもりだったなんてことを言ったこともないし
作者の本意から外れて無理やり続けさせられたってのは読者の勝手な思い込みだろうなあ。

投稿   | 2007年11月18日 (日) 14時28分

>死人が当たり前の様に生き返るし。
>死んだところで「ハイハイ、どうせまた生き返るんだろ?分かった分かった。」と、感動もにべも無し。

DB?
男塾?
車田正美?

投稿 | 2007年11月18日 (日) 14時35分

昔どっかで「アメコミは歴史が無い国アメリカが作り出したもう一つの歴史である。」という文章を読んだ事がある。
歴史として考えた場合どんなドラマチックな事件が起こったとしてもそれで歴史が終わるわけじゃないんだから、アメコミの話か終わらないのは当然だわな。

投稿 | 2007年11月18日 (日) 14時38分

日本の漫画の引き伸ばしは良くないと思う。あきらかにつまんなくなる。

何年か前に、それで、ジャンプ買うの止めた。

投稿 | 2007年11月18日 (日) 14時50分

 連載を終えて~ふり返れば敗北宣言~
 *結論を早く知りたい方は次ページの最後の行だけどうぞ。
 ようやく終了する事が出来たという、開放的な快感が正直言って一番大きいです。作品に対して全く執着がなくなった、というわけではないのですが、ストレスが意欲をはるかに上回ってしまいました。という感じです。とにかく終了までの半年間は恐ろしく長く感じました。実は93年の12月くらいに終わることは決定していました。というより私が編集部に頼み込んだのですが……。理由を挙げれば大小あわせて50コくらいあるのですが、だいたい大きな理由は3つです。
①身体の都合上 ②マンガに対する考え方 ③仕事以外の欲求
③は論外です。要するに遊びたい・休みたい・思いっきり寝たいという類のものですので。しかし50コの理由の大半はこれに当てはまります。連載当初から武術大会が始まるくらいまでは、週に休みが睡眠のための半日。それ意外はほとんど仮眠でストレス発散は寝る時間をけずってするという日が続いたのですが、結構楽しんでやっていました。しかしRPGで言うところのHPは確実に減っていたようで、読み切り31P・巻頭カラーがたて続けに来たあたりで徹夜をすると心臓に痛みが走り出すようになり、徐々にその間隔が縮まってくるようになりやがりました。その頃ちょっと真剣に制作のペースについて考えるようになりました。「規則正しい生活はムリにしても寝たい時にきっちり寝て描いたら、どの位のペースで仕事が出来るだろうか」と。実行しました。原稿がみるみる遅れ出しました。この頃から仕事としてのマンガへのとりくみ方が変わってきました。
「仕事で過労死はやだ。ポックリいくなら遊んでいるときか趣味で原稿描いてるときがいい。カラー原稿こわい。読み切りこわい」
 寝る時間のほかにストレス発散の時間もとるようになっていました。さらに原稿が遅れ出し、仙水と幽助が闘っている頃第一のピークを迎えたのです。しかし、ちょうどその頃、今までとは違うストレスがかなりたまっていることに気付きました。体調を整え、今までのストレスを発散したために生じる新たなストレスです。「原稿が満足に出きない」 ②の問題発生です。
 私は画力で人をひきつけたいという絵が好きな人なら誰でも少しはもっていそうな野心を極力おさえてもらっていました。新人時代、萩原一至さんの原稿を当時担当のT氏から見せてもらったからです。正直言って絵では絶対かなわないと思いました。しかし「できれば全部一人で描きたい」という理想はすてられませんでした。幽遊白書の連載中、何回か一人で原稿を上げたことがあります。全てストレスがピークに達している時です。理解してもらえるかわかりませんが、原稿が満足にできないことによって生じるストレスを解消する方法が「一人で原稿を仕上げること」なんです。その結果その週の原稿は惨々たるものでした。背景も人物もほとんど一人で描きました。後半の2話はあるハガキの批判の通り、落ちる寸前の半日で19枚仕上げたものです。プロ失格かもしれませんがそれでも自己満足していました。すでにその時「人がどう思おうがどんなに荒れた原稿になろうが一人で描きたいもんは描きたいんだ」という気持ちを押さえる理由が失くなっていたのです。残念ですが幽遊白書のキャラクターで出来ることは、商業誌ベースではやりつくしてしまいました。あとは出来上がったキャラクターを壊していくか、読者があきるまで同じことを繰り返すしか残っていませんでした。この本でやったようにキャラを壊す試みはジャンプでは当然没になりました。同じことをくり返すに耐え得る体力ももうありません。そこで常々思っていたことを実行しました。「もしジャンプで長期連載が出来たら自分の意思で作品を終らせよう」アンケートの結果が悪ければ10週で打ちきりというシステムは承知でジャンプにお世話になりました。逆にそれがはげみとなり、「読者の反響」を意識することで色々勉強ができました。しかし、それを全く考えないで自己満足だけのためにマンガ描きたくなってしまいました。その結果できる作品がジャンプ読者のメガネにかなうとはどうしても考えられませんので挑戦を放棄します。今までの文章を要約します。
 わがままでやめました。すいません。

投稿 冨樫義博 | 2007年11月18日 (日) 16時04分

>アメコミは設定のキャンセルなんてザラだからなぁ・・・。
>死人が当たり前の様に生き返るし。

寅さんもハブに咬まれて死んだはずなのに生き返ったけど……
キンニクマンも凄いぞ。

投稿    | 2007年11月18日 (日) 16時47分

幾年も引き伸ばしされ続けて完全に糞と化したERのことを考えると、
向こうの人も作品に有終の美を飾らせる事がいかに重要なのかが分かると思うんだが……。

投稿 | 2007年11月18日 (日) 18時38分

>幾年も引き伸ばしされ続けて完全に糞と化したERのことを考えると

芸術家ならね。
でも、ビジネスとしては儲からなくなるまで徹底的に引き伸ばしたいところでしょ。

投稿   | 2007年11月18日 (日) 20時24分

>ファンが自分で続編や姉妹篇を色々な形で制作>するのもアリだと思います

同人のドラえもん最終回のことを何故か思い出した。

投稿 | 2007年11月18日 (日) 20時38分

日本にも外国にも分かってる人と分かってない人がいると思うよ。

投稿 | 2007年11月18日 (日) 21時40分

デスノートはあえて108回で終わらせるようにしたんじゃなかったっけ。ボンノーを意味するように。

投稿 | 2007年11月18日 (日) 21時59分

引き際のかっこよさって奴か

投稿   | 2007年11月18日 (日) 23時48分

>ちなみにるろ剣オリジナルは西洋風の黒騎士団と戦ったり

作者が格ゲーのサムライスピリッツに直撃で影響を受けてるので、ネタだけ聞くと、番外編ならアリといえばアリな気もする……。

侍魂……登場キャラなんでもアリなチャンバラ対戦格闘ゲー。90年代の大ヒット作。作者がファンということで、そこのメーカーの作品に剣心がゲスト出演するなんて話も実現寸前まで行った。

投稿 | 2007年11月19日 (月) 01時14分

今のアニメは引き伸ばししないかわりに
妙な2期を作ることが多いから
同じようなもんじゃね?

投稿   | 2007年11月19日 (月) 01時39分

な・・・こいつがいいことを言っているだと・・・!?

投稿 | 2007年11月19日 (月) 02時34分

デスノはメディアミックスをする際に内容が内容なので
終了してから出ないと大々的に出来なかったと
編集長がインタビューで言ってたな

投稿 | 2007年11月19日 (月) 03時03分

るろ剣は原作自体が京都編以降ダメだったからなあ。
斉藤一戦あたりが一番面白かった。

投稿    | 2007年11月19日 (月) 08時08分

ガラスの仮面とかよりいいだろ

投稿 | 2007年11月19日 (月) 12時36分

デスノはだらだら続いた方がキツかった。
まだまだ人気で引っ張る事も出来たと思うけど、続編が作れない形に終わらせたのはむしろ嬉しかったけどな。
逆にルパンみたいに続くもんだと思ってたカウボーイビバップの終わり方は違和感あったけど。

投稿 | 2007年11月19日 (月) 12時54分

こういうのからすると、逆に最近の投げっぱなしアニメ、特に1,2クールの短いアニメはどう思ってるんだろうな。
昔は2クールできっちり話を終わらせていた気がするんだが、最近は続編がありそうな形で中途半端に終わらせることが多い。
(それで予算がついたら続きを作る)

懐古主義なのは分かっているんだが、自分的にはあるアニメ以前は、出来が悪くても何らかの形で終わらせていたと思うんだ。
それが最近は終わらせない方が正義のようなことがまかり通っちゃって。

投稿 Gz | 2007年11月19日 (月) 14時22分

ガラスの仮面は話が無いのに続けているわけではない(はず)。

投稿 | 2007年11月19日 (月) 22時06分

引き伸ばしは最悪だよ。

きれいに最後おわすのが1番だよ。
無駄に続編とか映画化とか・・・勘弁してほしい。

集英社はよく、引き伸ばしをするよね。
その結果ジャンプは長期連載ばかり。
長期連載が悪いとは言わない・・作家のテンションが持続してるならな。

投稿 | 2007年11月19日 (月) 22時44分

クリスチャンストーリーって、TVオリジナルの
隠れキリシタンの話ね。

投稿 | 2007年11月19日 (月) 23時52分

涼宮ハルヒの憂鬱は「センスのある終わり方で良かった」という感動があったが、2期があるとかで、確かに見てみたい気持ちが多いが、同じようなクォリティは望めないとあきらめてる。

投稿 | 2007年11月20日 (火) 03時37分

アニメ夜話か何かでビバップのキャラは実は成長しない、て話を思い出した。あれが特に米国に受け入れられてるのはその気になれば終わらない話が作れるから、かも知れないと思った。BIG-Oとかは逆に米国風に第Nシリーズ化しようとしたけど、無理矢理盛り上げて破綻しきってしまったし。

投稿 | 2007年11月20日 (火) 05時06分

犬夜叉は続編あるんじゃない?

投稿 g.a | 2007年11月20日 (火) 10時54分

奈落ってネーミングは見事だな

投稿 | 2007年11月20日 (火) 12時30分

>「終わり良ければ全て良し。」
>日本の諺

海外には
All is well that's ends well
という警句があってだな、「終わり良ければ全て良し」はそれの日本語訳なんだよ。

そもそも海外でも小説なんかはプロダクション・システムをとってないだろ?

アメリカでもスーパーヒーローもののいわゆるアメコミ以外のインディペンデント作品は1作品1作者が主流だし、日本だけが特別なわけじゃない。

投稿 | 2007年11月20日 (火) 12時44分

続けられる話かどうかの基準に主人公が成長するかしないかが有るのでは?
主人公が成長を続けるとどこかで頭打ちになるので話が面白くなくなる。
ジョジョみたいに主人公を世代交代させ強さのリセットをする事で話を続ける方法も有るけどね。

投稿 | 2007年11月20日 (火) 19時31分

>剣心がゲスト出演するなんて話も実現寸前まで行った。

ある意味、実現してる


作品として考えれば、良い終わりを描ききるのがすばらしい
商業的に考えれば、長く続けるためにいかにネタを切らさない仕組みを作れるかだ

投稿 | 2007年11月20日 (火) 22時45分

ワンピースは新たな島を挟んでいけば、無限にできる。

投稿 | 2007年11月21日 (水) 02時09分

結局そう思う人がいて、同人が出来たって事。
ドラえもん最終話も、ちゃんと申請してればもっとほめられた。
同人はこれからもっとジャンル分けされて、成長すると思ってる

※欄
>涼宮ハルヒの憂鬱は「センスのある終わり方>で良かった」という感動があったが、2期が>あるとかで、確かに見てみたい気持ちが多い>が、同じようなクォリティは望めないとあき>らめてる。
ハルヒに関して言えば、二期が最も望まれてるよ。原作あるからね。

投稿 | 2007年11月21日 (水) 08時35分

るろうに剣心についてですが、京都編まではギャロップ制作で、
それ以降がディーン制作だということには誰も触れないのでしょうか?
継続制作するかどうかで揉めている間に一時期監督抜きでTV局側が
オリジナルを構成したと聞いた事があります。

投稿 makoto | 2007年11月21日 (水) 13時32分

ワンピースとかブリーチ、途中からすげーつまらなくなったな。特にブリーチ、最悪なんですけど。なんとかしろよ。デスノは丁度よかったと思う。

投稿 | 2007年11月21日 (水) 23時32分

>ドラえもん最終話も、ちゃんと申請してればもっとほめられた。

公式に許諾を得て発行してる同人誌なんて、ほとんど無いと思います。これからも。

「同人誌等二時創作について」ガイドラインを公式サイトに掲載しているようなエロゲーメーカー等の極一部を除けば。

投稿 | 2007年11月24日 (土) 18時09分

つまらなくても「消失」までは我慢して読んだほうが良い。っていわれてますからね~。<ハルヒ第二期への期待
というかラノベってそういう「人気が出てシリーズ化」(ハルヒも最初は賞に応募した単独で完結したストーリー)→gdgd?→覚醒!
ということも多いので一概に引き延ばしがだめとも言えないかと。

投稿 | 2007年11月25日 (日) 20時43分

>ラノベってそういう「人気が出てシリーズ化」
長編シリーズになった挙句、そのうち続きが出なくなって何年たっても完結しないってのもザラだぞ…。

投稿 | 2007年11月27日 (火) 02時08分

アルスラーンとかガルディーンとかか。

投稿 | 2007年12月 1日 (土) 14時52分

悪評ぷんぷん!
ってなんかカワイイ!
ぷんぷん!

投稿 | 2008年2月 9日 (土) 12時17分

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